クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

3月前半の12星座占い

いつも読んでいいただきまして、ありがとうございます!!

12星座占いを月2回、前半と後半にやってみることにしました。

3月前半の星の動き

3月前半の動きとしては、まず、3月4日に火星が牡牛座から双子座に移動します。

 「火星は個人より大きな世界へと人を誘う。そこにはリスクもあり、トラブルも起きるだろう。だが、火星の力を自己に取り込まない限りは、ネガティブな出来事が常に外からやってくるのだ。」

出典:「火星占星術講座」松村潔著
火星占星術講座 ~火星エネルギーを使いこなして人生を元気にする~

 

松村潔先生の「火星占星術講座」という本によれば、火星を使わない人は、意欲が低下したり、体温が低下したり、周りのトラブルに巻き込まれたり、いじめられたり、ということが起こりやすくなる、というようなことが書いてありました。

トラブルには、自分がトラブルを引き起こすパターンと他人が起こしたトラブルに巻き込まれるパターンと二種類あると思いますが、火星の攻撃性を使っている人は前者で、火星という攻撃性を持っていない人や、周りを威嚇する力がない人は後者になるのかもしれません。
以前に、占星術掲示板で、歩いていただけで周りの人に年に2回も殴りかかられた、という記事を見たことがあります。もしかしたら、火星と関係があったのかもしれません。
周りの人からしたら、「運が悪いんですね」という話かもしれませんが、実際にやられた本人からしたら、「これはいったい・・・」という得体のしれない恐怖を感じると思います。

さて、占いの話に戻ると、2021年3月のホロスコープでは、火星は牡牛座(フォールという最もよくない位置)から、双子座に移動することになります。

牡牛座の火星というのは、火星の攻撃性がうまく発揮できず我慢に我慢を重ねて最後に爆発する、というイメージの配置です。

一方、双子座は風のサインであることから、火星(火)とは相性がいいとされています。風が火をあおる、というようなイメージで、火星の本来の働き(未知の分野に意欲的に踏み出す、チャレンジ、ライバルと競争する)を取り戻しそうです。

 

3月13日には、魚座24度で新月になります。
水瓶座ステリウムから、太陽、金星、水星と、太陽より内側の個人惑星(ミクロコスモスをしめす惑星)が、次々と魚座に移動していき、魚座での新月となります。
この新月は、高次の愛(スピリチュアルな愛・無償の愛・無償の奉仕・自己犠牲)などを示しているように思えます。
大きな変化の後の救済か、目指すべき場所を示しているのかもしれません。

kondatetanaka.hatenablog.com

 

では、3月前半の12星座占いです!!

どうやって書こうかな、と思ったんですが、普通に結果だけ書いてある12星座占いのブログは結構たくさんあるので、どうやって占っているかも含めて書いていこうと思います。
赤はそのハウスを支配する惑星があること青はそのハウスでジョイという星が喜ぶ位置になることを示しています。

 

牡羊座

太陽12室/水星11室/金星12室火星2→3室木星11室/土星11室
まず、アンギュラーハウス(1,4,7,10室・・力があるとされる)に星がないので、新しいことを始める時期ではなく、安定した状況からその安定が終わっていく時期であること示しているといえます。
特に、太陽が12ハウスにあることから、次の展開に備える時期と考えられます。
12ハウスの金星は、「自分だけにわかる密かな楽しみ」とか「未知の感覚を刺激する楽しみ」と解釈されます。
火星が3月4日に、2ハウスから3ハウスに移動します。3ハウスはコミュニケーションを表すので、「言葉が鋭くなる傾向がある時期」であることを示しています。
「女性は男性関係が不安定になる」と解釈している書籍もあります。
金星は12ハウスを支配し、火星は3ハウスしています。金星と火星が同時に支配しているハウスに入るため、男女関係を連想させます。
11室の木星はジョイと呼ばれる位置になります。この位置は、「社会を再構成する」「個人としての力」「将来を見据える」と解釈できます。
金星は牡羊座でデトリメント、火星は牡羊座の支配星、土星牡羊座でフォールの位置になります。
金星(支配ハウス、牡羊座でデトリメント)、火星(支配ハウス、牡羊座でドミサイル)、土星(ジョイ、牡羊座でフォール)となっています。影響力のある星が多いです。

 

牡牛座

 太陽11室/水星10室/金星11室/火星1→2室/木星10室/土星10室
アンギュラーハウスとサクシーデントハウス(2,5,8,11室。ナチュラルサインでは不動宮の位置になる)に、星が3つずつ入ります。
先月の忙しい活発な時期から、安定した時期に入ることを表しています。
太陽と金星が11室にあり、特に太陽は11室を支配することから、一勝負終わったあとの次の展開を考える時期で、夢や希望などをもって構想を作っていくことがポイントになりそうです。
10ハウスは牡牛座1室からみて、スクエアの位置にあり、木星土星がまだ牡牛座太陽に圧力をかけていることがわかります。
10ハウスの木星は、「仕事が拡大する」「社会的地位が拡大する」と解釈できますが、10ハウスの土星は、「責任ある立場」「仕事に縛り付けられる」と解釈され、スクエアの位置であることから、「仕事の拡大によって、仕事に縛り付けられる。仕事の拡大によって衝突が起こる」「社会的地位があがり、責任ある立場になるが、摩擦が増える」と解釈できます。ただ、先月よりは安定した状況になります。

 

双子座

 太陽10室/水星9室/金星10室/火星12→1室/木星9室土星9室
アンギュラーハウスとキャデントハウス(3,6,9,12室。ナチュラルハウスでは柔軟宮になる)に、星が3つずつ入ります。
変化のあとに次の新しい展開が始まる時期であることを表しています。
特に太陽と火星がそれぞれ10室と1室に入るところから、やる気にみなぎった状態で新しい仕事が始める、という解釈ができます。
3つの星(水星、木星土星)が9室に集まっているので、「遠くへ行く旅」「哲学」「高等教育」がテーマになりそうです。
また、木星は9室を支配することから、木星の力が大きくなりそうです。
コロナの影響で遠くへの旅行にいけないことを考えると、「何かを深く学ぶ」ことが始まる時期になりそうです。
木星は、双子座ではデトリメントいう低い品位になります。

 

蟹座

 太陽9室/水星8室/金星9室/火星11→12室/木星8室/土星8室
安定した状態から、次のステップを見据えて変化していく時期になりそうです。
3つの星(水星、木星土星)が8室に集まっているので、「他人の力を借りる」ことがテーマになりそうです。
土星は8室を支配しています。「周りの感情に共感できない」「特定の分野を継続して学ぶ」「金銭管理能力が高い」と解釈できます。
この時期、「他人の力を借り」なければなりませんが、「周りの感情に共感できない」という感情とどう調和を取っていくかが課題になりそうです。
土星は蟹座では、デトリメントという品位になるため、「他人の力を借りたいが、周りとうまくかみ合わない」というような解釈もできます。
太陽は9室ではジョイになり、「海外」「哲学」「旅行」に関することがポイントになりそうです。

 

獅子座

太陽8室/水星7室/金星8室/火星10→11室/木星7室/土星7室
先月の活発な状態が少し落ち着いて、安定した状態に入る時期になります。
水星、木星土星と3つの星が7室にあることから、他者との対峙がテーマになります。
火星は10室を支配していますが、火星が10室(社会的な野心)から11室(希望、友人)に入ります。そのため、火星の影響力が軽減しそうです。

 

乙女座

太陽7室/水星6室/金星7室/火星9→10室木星6室/土星6室
これまでの活動が一段落し、次の新しい段階に入る時期になります。
この新しい段階では、今まで蓄積してきた「実務能力」を存分に発揮することになりそうです。
水星は6室を支配していますし、6室はナチュラルハウスでは乙女座で、水星は乙女座でエグザルテーションとドミサイルという高い品位を獲得します。
6室の水星は「実務能力」「健康」を表しています。
水星が際立っています。

 

天秤座

太陽6室/水星5室/金星6室/火星8→9室/木星5室/土星5室
今までの安定した流れが変わる時期に来ています。
5室に、水星、木星土星と3つの星が集まっています。5室は、「恋愛」「ギャンブル」「子供」「創造性」などを意味しています。
ハウスを支配する惑星やジョイになる惑星がありませんが、「喜び」にテーマが当たる時期になります。

 

蠍座

太陽5室/水星4室/金星5室/火星7→8室/木星4室/土星4室
活動的な状態から、安定した状態に移っていく時期になります。
蠍座を1ハウスにしてみた場合、5ハウスに金星が入ります。金星は5ハウスを支配すると同時に、5ハウスでジョイの状態になります。
「楽しむことに貪欲」「自己表現」と解釈されます。5室は「与える愛」を表しているという解釈もあります。
また、4室に3つの星(水星、木星土星)が集まっており、家庭、家に焦点があたりそうです。
4室に3星集中しており、5室に金星があることから、「子供が生まれる」というイメージができます。
金星は蠍座ではデトリメントという低い品位になることから、吉凶混合とも読めます。

 

射手座

太陽4室/水星3室/金星4室/火星6→7室/木星3室/土星3室
一つの流れが終わり、新しい流れが始まるタイミングです。
太陽は4室を支配します。4室は家、家庭、居場所、帰るべき場所を示しています。
また3室に星が集中しています。3室はコミュニケーションや通信、近距離の移動、旅行を示しています。
家族とのコミュニケーション、家でのテレワークなどの通信で行うこと、実家とインターネットを通じてコミュニケーションをとること、家族と近くの場所へ気分転換に出かけることなどによい時期になりそうです。

 

山羊座

太陽3室/水星2室/金星3室/火星5→6室木星2室土星2室
安定した状況から、変化が生まれる時期になります。
2室に3つの星が集中しており、2室を支配している木星が自ハウスにあります。
2室は財産などを表しており、そこに星があつまり、支配する星も入っていることで、「財運がよい」と解釈できます。
また火星は6室でジョイになります。火星は山羊座でエグザルテーションという高い品位を獲得します。6室は、雇用関係などを表すので、仕事から臨時収入のようなものがある、という解釈ができます。
木星は、2ハウスを支配しますが、山羊座ではフォールとなります。

 

水瓶座

太陽2室/水星1室/金星2室/火星4→5室/木星1室/土星1室
忙しい状況が一段落して、落ち着いてくる時期になります。
土星は1ハウスを支配しており、水瓶座ではドミサイル(オウンサイン)になります。
また、水星は1ハウスではジョイになります。
水星と土星は、優等生と教師のような関係で、相性がよい星とされています。
冷静さ、実務的な有能さ、ドライな関係のような怜悧なイメージが持てます。
1室に星が3つ集中しています。冷静に自分自身や見つめたり、社会との関係を考え直したりする時期です。

 

魚座

太陽1室/水星12室/金星1室/火星3→4室/木星12室/土星12室
これまでの流れが終わり、新しい流れが始まる時期です。
土星は12室でジョイになります。
12室の土星は、「内面の浄化」「無意識の抑圧」と解釈できますが、少し解釈が難しい位置だと思います。これまでたまったものを整理する時期になります。
12室に星があつまっているため、世間から離れてゆっくりするのもいいのかもしれません。

 

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David MarkによるPixabayからの画像