2021年は3月20日が春分です。
春分の時に、太陽は牡羊座に入りますが、今年はその翌日には、金星も牡羊座入りします。
金星は、魚座ではエグザルテーションですが、牡羊座ではデトリメントという低い品位(ディグニティー)になります。
金星が牡羊座に滞在する期間は、3月21日から4月15日までになります。
では、さっそくホロスコープを見てみましょう!!
2021年3月20日23時17分(東京・プラシーダス)のホロスコープ
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
ぱっと見た感じでは、星が下側(北側)に集まってるなあ、という印象です。
あと、DSCに火星があるのが特徴かもしれません。
月が蟹座に入宮したばかりの位置にあります。
ASCは射手座9度で、チャートルーラーは、木星(水瓶座22度)です。
1室に惑星はないですが、月(赤緯24.95)と火星(赤緯23.45)がOOBになっています。
ファイナル・ディスポジターを見る際に、ポイントになっていた金星が牡羊座に移動したので、ファイナル・ディスポジターが変化したかなと思ったのですが、牡羊座金星→双子座火星→魚座水星→魚座海王星という新しい海王星への流れができていました。
ファイナル・ディスポジターは魚座海王星のままになっています。
エッセンシャル・ディグニティー(品位)は、牡羊座太陽(エグザルテーション)、蟹座月(ドミサイル)、魚座水星(デトリメント・フォール)、牡羊座金星(デトリメンと)、水瓶座土星(ドミサイル)、魚座海王星(ドミサイル)とにぎやかです。
プラスの意味の品位は、
エグザルテーションの牡羊座太陽
ドミサイル(オウンサイン)の蟹座月、水瓶座土星、魚座海王星
マイナスの意味の品位は、
牡羊座金星(デトリメント)
魚座水星(デトリメント・フォール)
となっています。
全体的な印象としては、
①金星牡羊座イングレス、チャートルーラー木星、ファイナル・ディスポジター海王星、月がOOBという、乾湿でいうと「湿」が目立つ部分が多いホロスコープ
②金星が、火星が支配する牡羊座イングレスの時に、火星がDSC(ディセンダント)にあって、OOBになっているので、乾湿でいうと、乾の中でも、火星が目立つホロスコープ
という印象です。
5月14日に木星が魚座入りしますが、今回のホロスコープでは、チャートルーラー木星、ファイナル・ディスポジター海王星の組み合わせになっていて、両方ともサインの22度に位置しています。
Stefan KellerによるPixabayからの画像
次にアスペクトを見ていきます。
太陽のアスペクト
太陽は、牡羊座2度にあり、金星(牡羊座1度・オーブ1度)とコンジャンクション
月が蟹座2度にあり、スクエアになっています。
月のアスペクト
月は、太陽とのアスペクト(スクエア)があります。
ASCのアスペクト
ASC(アセンダント)は、射手座9度です。
まず、ASCは、双子座11度にある火星とオーブ2度でオポジションです。
水瓶座11度にある土星とは、セクスタイル(オーブ2度)になっています。
その他のアスペクト
MCが乙女座23度ですが、海王星(魚座22度)とオーブ1度でオポジション。
双子座火星と水瓶座土星が、トラインの関係になっています。
アスペクトで特徴的だと思ったのは、
ASCのオポジションの位置に火星、MCのオポジションの位置に海王星があるところかもしれません。
最近のホロスコープは、ファイナル・ディスポジターやチャートルーラーが天底(IC)に来ているものが多いような感じがします。
全体のイメージ
このイメージは、金星が牡羊座に滞在する期間(3月21日から4月15日まで)の金星の影響の発揮の仕方のイメージになります。
ホロスコープの1室~6室の部分に星が集まっており、個人的なことに焦点が集まっているといえます。ライツ(太陽と月)の品位が高いことからもそのことが言えそうです。
水星が魚座にあり力がうまく発揮できない一方で、海王星はオウンサインにあり、ファイナル・ディスポジターであり続けることから、知性よりも直観や霊感のようなものが優位に働くことを示しているのかもしれません。
OOBである火星がDES(ディセンダント)になることから、個人から見た社会が勢いのある状態、競争心のある闘争的な状態になっていることを示しています。
火星と土星が風のサインでトラインを形成していることから、社会がスピード感を持って何かに取り組むというようなイメージができます。
Mark TaylorによるPixabayからの画像