クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

インド占星術ホロスコープを「PACDARES」で見る3

前回と前々回は、「P」ポジション、「A」アスペクト、「C」コンジャンクションを見ました。

今回はそれ以降を「DARES」を見ていこうと思います。
主にヨーガという特殊な組み合わせがあるかどうかを見ていきます。

D・ダーナヨーガ(財運のヨーガ)

「D」はダーナ・ヨーガのDです。インド占星術では、ヨーガという、○○をしめす星の配置というものが多数あるようで、有名なところでは、ラージャ・ヨーガ(王者のヨーガ)とダーナ・ヨーガ(富のヨーガ・財運)があるようです。

早速、私のホロスコープダーナ・ヨーガがあるかどうかを見てみました。

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ダーナヨーガは、財運をしめす2、11室と、幸運をしめすトリコーナハウス(1室、5室、9室)がコンビネーションしているかどうかを見るのだそうです。

見てみると、
2室支配星-水星
11室支配星-水星
になっていて、両方とも水星です。

つまり、トリコーナ・ハウスの支配星と水星との間に、アスペクトコンジャンクションなどがあれば、ダーナヨーガが形成されることになりそうです。

トリコーナ・ハウスを見てみると、
1室支配星ー太陽
5室支配星-木星
9室支配星-火星
となっています。

私の場合は、太陽-水星がコンジャンクションなので、1-2、1-11のパターンのコンビネーションがあるということになります。
また、火星が12室にアスペクトしているので、9-2、9-11のパターンの片側アスペクトがあります。
つまり、太陽ー水星のコンジャンクションと火星ー水星の片側アスペクトが、ダーナ・ヨーガを形成しています。

私は、お金に困って生活できないという経験はしたことがないのですが、木星も金星も絡んでいないのと、太陽・水星が12室にあるせいか、あまり財運というものは感じません。この先に期待です!

その他にも、月と火星がコンビネーションしている、2室、6室、10室(アルタハウス)の惑星が集中しているとダーナヨーガになるようです。

インド占星術には、ダシャーという未来予測の方法があるのですが、太陽・水星・火星の時期に財運がめぐってくるという解釈になるようです。

 

A・アリシュタ・ヨーガ

アリシュタ・ヨーガは悲劇のヨーガと言われています。

アセンダント、月、1ハウスの支配星、月の在住するハウスの支配星に、ドゥシュタナ・ハウス(6,8,12ハウス)や、マラカ・ハウス(2,7ハウス)がかかわる」というヨーガです。

私のホロスコープで見てみると、

アセンダント(獅子座)、月(10ハウス)、1ハウス支配星(太陽)、月の在住するハウスの支配星(牡牛座=金星)に、6,8,12ハウスや、2,7ハウスが絡むかどうか。です。

 私の場合は、アセンダントの支配星が太陽で、太陽が12室のあるので、アリシュタ・ヨーガが成立しています。

月、金星は、アスペクトを含めて、ドゥシュタナ・ハウスやマラカ・ハウスとは関係なさそうです。

 

R・ラージャ・ヨーガ

インド占星術のヨーガの中で、いちばん有名なヨーガで、王者のヨーガと呼ばれています。わりと簡単に成立するので、見てみてください。

トリコーナ・ハウス(1,5,9ハウス)とケンドラ・ハウス(1,4,7,10ハウス)の支配星のコンビネーションある場合に、成立します。

私の場合で見てみると、

トリコーナ・ハウス
1ハウス=太陽
5ハウス=木星
9ハウス=火星

ケンドラ・ハウス
1ハウス=太陽
4ハウス=火星
7ハウス=土星
10ハウス=金星

になっています。

木星(5ハウス支配星)と火星(4ハウス支配星)がコンジャンクション
②太陽(1ハウス支配星)と土星(7ハウス支配星)がコンジャンクション
木星(5ハウス支配星・9ハウス在)が、金星(10ハウス支配星・1ハウス在)に片側アスペクト
④火星(9ハウス支配星・9ハウス在)が、土星(7ハウス支配星・12ハウス在)に片側アスペクト

という4つのコンビネーションが成立しています。

 

E・星座交換

星座交換は、西洋占星術でいうところの「ミューチュアル・レセプション」で、支配星を交換している状態のことのようです。

たとえば、水星が牡羊座(支配星・火星)にいて、火星が双子座(支配星・水星)にいる場合に成立します。

私の場合には、星座交換はありません。 

 

S・スペシャ

その他ということで、ほかに成立している代表的なヨーガを見てみると、

火星・木星コンジャンクションがあるので、「グルマンガラ・ヨーガ」が成立しています。これは「努力のヨーガ」というらしく、本人の努力で成功する、というものらしいです。

ほかにも、「ヴィーパリータ・ラージャヨガ」も成立しています。

これは逆転のヨーガと言われていて、ドシュタナハウス(6,8,12ハウス)の支配星が、自分が支配するハウス以外のドシュタナハウスに在住する、と成立します。

私の場合は、6ハウス支配星の土星が12ハウスにあるので、このヨーガが成立します。

私の場合は、ダーナヨーガ、アリシュタヨーガ、ラージャヨーガ全部が成立した上に、グルマンガラヨーガとヴィーパリータ・ラージャヨーガも成立します。

 

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インド占星術は、ハウスや支配星を結構使うので、西洋占星術で、サインや惑星、支配星の関係が完全にわかってからやるといいかもしれません。

 

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