今回は、14年目の1989年で、中学2年生の時期です。
いわゆるバブル景気のころで、最も景気がいい頃です。
1989年12月29日に日経平均株価が3万8915円まで上昇します。
私の父も母も不動産業の免許を持っていたので、かなり羽振りがよかったのを覚えています。
休日の夜はだいたい海の見える高級ホテルでディナーを食べていた記憶があります。
中学2年生なので、家でテレビをみたりゲームをしたりしたいなあと思っていて、あまり有り難くなかったのも覚えています。
学校生活などでは、成績も中ぐらいで、友達も多くないという状態だったので、あまりいい時期ではなかった記憶がありますが、登校拒否になるとかそういうレベルではなかったので、少しだけうまくいっていない時期というかんじです。
これまでのプログレスの動きをまとめてみると、
1978年 金星が乙女座12度から逆行開始
1979年 獅子座15度(山車)で新月
1984年 水星が乙女座にイングレス
1987年 木星が牡羊座25度から逆行開始
1987年 火星が双子座にイングレス
1994年 水瓶座29度(さなぎから出てくる蝶)で満月
動きとしては、逆行が目立ちます。特に、金星と木星は、両方ともベネフィック(吉星)で、この両方が逆行しています。
通常は、星が逆行すると、その星の力が発揮しづらい、逆の意味を持つ、その星の意味することで障害がでる、などの解釈があります。
トランシットのホロスコープ
トランシットで見ると、獅子座周辺に星が集まっています。
目立つアスペクトとしては、T海王星とT土星のコンジャンクション、T金星とN金星のコンジャンクションがあります。
・海王星と土星のコンジャンクション
「現実と理想」
今回はトランシット同士のコンジャンクションですが、ネイタル土星に海王星がアスペクトする時は、自分が持っている現実感覚に、現実と非現実の境界を意味する海王星が干渉するので、「現実感覚が揺らぐようなこと」と解釈できます。
その逆に、ネイタル海王星に対して土星がアスペクトを作るときは、自分が持っている理想や夢想、幻想に対して、土星が干渉することになるので、「理想や夢が現実に直面する」という解釈になります。
・金星と金星のコンジャンクション
「愛のかたちの再確認」
私の場合は、乙女座(土のサイン)でコンジャンクションを形成しているので、現実に足がついていることで、楽しみを再確認する」という解釈になるようです。
どちらかというと目立たない存在だったと中学生、高校生のころは、なぜか女の子にもてた記憶があります。
プログレスのホロスコープ
プログレス(14日目・1975年8月17日)を見てみると、P水星と逆行してくるP金星がコンジャンクションを形成しつつあります。
正確にコンジャンクションを形成するのは、1990年(中学3年生)の頃になります。
中学3年生のころに、急激に成績がよくなって、偏差値が65とか、模試で順位が学年10番以内になるとか、志望校での順位は1位になるとか、そのくらいに急激に伸びた時期です。
このころは、勉強が楽しくて、夜中まで勉強していたのを覚えています。
水星と金星のコンジャンクションなので、書籍などでは「華やかなコミュニケーション」と解釈していますが、「学校で得る知識を楽しむ」のような意味あいになるのかもしれません。
水星や木星は、知識や学識を意味することがありますが、水星は学校で得られる知識、木星は、大学等の高等教育、宗教的、秘教的な知識、一般的には得られない知識を意味しています。
ソーラーアークのホロスコープ
ソーラーアークでは、SR土星とN太陽がコンジャンクションしようとしています。
土星がネイタルの星にアスペクトをつくる時は、一般的には試練の時期という意味になりますが、1990年はプログレスのところでも書いた状態だったので、あまり試練の時期のイメージではありません。
友達との人間関係の軋轢が多かったのは覚えていますが、その時は成績が急上昇していて、模試なども連戦連勝だったので、あまり気にならなかったのも覚えています。
「占星術の教科書3」を見てみると、「自己否定から自己肯定へ」と表題に書いてあって、確かにこの時期は成績が急上昇したので、これに当てはまると思います。
「人生の次のステップにすすむテスト」とも書かれていて、なるほどそれも当たっていると思いました。