クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

インド占星術のダシャー(木星期・ラーフ期)に挑戦しました

インド占星術には、ダシャーという予測技法があります。
この予測技法は、西洋占星術にはありません。

ダシャーは、惑星や星座に期間を割り当てる周期技法で、インド占星術では重要な未来予測技法です。その最も重要なダシャーが「ヴィムシュタリ・ダシャー」です。

ヴィムショッタリー・ダシャーとは

各ダシャー期に、惑星が機能的吉星か、凶星かにより吉凶を判断します。

ヴィムシュタリ・ダシャーは、マハーダシャ(MD)という120年周期があり、その下にアンタラダシャー(AD)という6年周期があります。

現在の私のダシャーを見てみると、「Ju-Ra-Mo:2021年06月02日」となっていて、6月2日に、アンタラダシャーの下のプラティアンタラダシャーが変わっています。

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MDは木星期(2005年10月~2021年10月)

MDは木星です。
私の木星期は、2005年10月~2021年10月です。
私の木星は、9室在住、5室、8室支配ということで、ここから考えていくと、在住では、トリコーナ、ケンドラに在住しているので、強い吉星といえます。
また、支配は8室支配は中立ですが、5室支配(トリコーナ)で、これも強い吉星といえます。
品位は牡羊座在住で、友好なのですが、ヴァルゴッタマという位置にあり、高揚と同じ扱いをします。なので、品位は高揚。
しかし、同時にガンダータというとても悪い位置(火のサインと水のサインの境目)にあるので、強い凶意も含んでいます。
なので、木星期は、「強い吉意と強い凶意の時期」、アップダウンの激しい時期と読めます。

木星をラグナ(アセンダント)としてみた場合

太陽 4室在住 5室支配
月 2室在住 4室支配
水星 4室在住 3、6室支配
金星 5室在住 2、7室支配
火星 1室在住 1、8室支配
木星 1室在住 12、9室支配
土星 4室在住 11、8室支配

になり、4室に3星、1室に2星がきます。
アスペクトは10室に3つあり、7室に2、8室に2になります。
4ハウス「家庭、母」、10ハウスは「職業、社会」に焦点が当たる時期になりそうです。
確かにこの時期は、いろいろな仕事をしていましたが、家にいることも多い期間でした。

 

ADはラーフ期(2019年5月~ 2021年10月)

 

現在のAD(アンタラダシャー)は、ラーフです。
ジャータカ(ネイタル)では、ラーフは、月のアスペクトを受けます。

ラーフをラグナとしてみた場合
太陽 9室在住 10室支配
月 7室在住 9室支配
水星 9室在住 8、11室支配
金星 10室在住 7、12室支配
火星 6室在住 6、1室支配
木星 6室在住 5、2
土星 9室在住 4、3

になり、9室に3星、6室に2星がきます。
アスペクトは、3室に3、1室に2,12室に2になります。

9室「精神性、宗教」、3室「努力、トレーニング、精神力、集中力」で、この時期は、占いや宗教の本を読み漁るなどしましたし、占いのトレーニングもかなりしたと思います。

インド占星術はかなり複雑です!!

 

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Sasin TipchaiによるPixabayからの画像

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