6月21日12時32分に、太陽が蟹座に入ります。
この日が、最も太陽が長く地上に出ている日(夏至)になります。
太陽の高度も最も高くなり、赤緯23度半ばぐらいになります。
では、さっそくホロスコープを見てみましょう。
(2021年6月21日 12時32分 東京・プラシーダス)
作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
アセンダント(ASC)は、天秤座11度。(MCは蟹座12度)
チャート・ルーラー(ASCの支配星)は、金星で、蟹座23度にあります。
1室に星はなく、OOB天体もありません。
OOB
このところ、火星より内側の星にOOB天体がある配置が続いていたのですが、夏至になって、OOB天体がなくなりました。
OOBの状態をまとめてあるツイートを引用させていただきます。
5月14日〜18日未明、月がOOB
— hiyoka (@hiyoka) 2021年5月16日
現在水星(〜30日)と火星(〜24日)もOOB
5月15日〜水星逆行のシャドウ入り
5月24日〜6月18日 金星がOOB
5月27日〜30日 月がOOB
5月30日朝〜水星逆行開始
6月27日〜30日 月がOOB
6月10日〜14日 月がOOB
6月23日 水星順行
…🍀
このような感じで、5月には水星、火星、5月終わりから金星OOB、月もところどころでOOBになるという状態でした。
OOBは、その星が規格外の強さを発揮する、というような解釈で、実際にホロスコープでも、良くも悪くも目立つ場所になることが多いです。
ファイナル・ディスポジター
ファイナル・ディスポジターを見てみると、蟹座金星→蠍座月→山羊座冥王星→水瓶座土星→牡牛座天王星→蟹座金星・・という流れで、大部分の星がループの流れに入っています。
この流れに入っていないのは、双子座水星、魚座木星、魚座海王星です。
このコミュニケーション、近距離の移動、商売を表す双子座水星と、幻想的、理想主義などを表す魚座海王星、木星の流れが引き続いていますが、6月23日には水星が逆行から順行になり、7月12日には水星は蟹座入り、7月28日には木星が水瓶座に戻るという流れがあり、この大きながテーマが変わってきそうです。
アスペクト
アスペクトを見てみると、太陽が蟹座1度なので、魚座に入ったばかりの木星とトラインを形成します。
夏至の太陽と魚座の木星ががトラインを形成するため、基本的には良い意味に解釈できるアスペクトです。
また、チャートルーラーの蟹座金星とファイナル・ディスポジターの魚座海王星もトラインになっています。
水のサイン同士のトラインが目立つアスペクトになっています。
ファイナル・ディスポジターのもう一つの軸になっていた双子座水星は、アスペクトを形成する星もなく、単独で存在する形になっています。
水は感情を表すことが多いですが、今私が読んでいる「老子」の本では、道(タオ)は水に似ている、ということが書かれています。
サビアンシンボル
水星(双子座17度)「知力の頭に溶けていった健康の頭」
金星(蟹座23度)「文学界の集まり」
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