8月23日に太陽が乙女座に入ります。
太陽がサインを移動するとき、二十四節気の中期というものになります。
なので、8月23日は、二十四節気の「処暑」になります。
流れとしては、2回目の水瓶座満月のあとの太陽の乙女座入りになります。
7月24日 水瓶座2度・満月
7月28日 木星(逆行)が魚座から水瓶座に入る
8月20日 天王星が逆行開始
8月22日 水瓶座30度・満月(水瓶座での2回目の満月)
この太陽・乙女座入りの前には、天王星や水瓶座に関する星の動きが多くなります。
天王星は直接乙女座と関係ありませんが、乙女座天王星の意味を調べてみると、「きまぐれな生活方針」、「労働や思考や衛星に関した事柄に変わった習慣がある」と書かれていました。(「占星学」ルル・ラブア著)
では、8月23日(午前6時35分)のホロスコープを見てみましょう!
アセンダント(ASC)は乙女座17度。MCは双子座17度です。
アセンダント上で、水星と火星がコンジャンクションしているのが印象的です。
チャートルーラーは、水星が乙女座19度で1室にあります。
OOB天体はありません。
ファイナル・ディスポジターは、天秤座8度の金星になります。
魚座海王星は単独で、乙女座水星の列には、太陽と火星が入っています。
このホロスコープで目立つ星は、チャートルーラーで、金星よりも星の数は少ないですが、ディスポジターになっている乙女座にある水星といえそうです。
水星と火星はそれぞれ海王星(魚座23度)とオポジションを形成します。
アスペクトのそれぞれの意味は、
水星と火星のコンジャンクション・・「知性と闘争心」「言葉と争い」
水星と海王星のオポジション・・「翼の生えた想像力」「知性と幻想、詩的」
火星と海王星のオポジション・・「情熱か意気消沈」「理想のための闘争」
というようなものになります。(参考:「占星術の教科書3」(鏡リュウジ著)
水星のある乙女座19度のサビアンシンボルは、「水泳競争」というものです。
水は、「感情」を表すエレメントですが、「無意識」の象徴でもあります。
松村潔著「サビアン占星術」では、「無意識の中を泳ぐことに関係」する度数としていて、この水の中に飛び込むとしています。
今回のホロスコープでは、魚座海王星と乙女座水星がオポジションになっていて、無意識の海(魚座海王星)に乙女座水星(輪郭があるもの、現実)が飛び込むという感じがします。
水瓶座や天王星の動きが多かったので、見てみると、天王星は火星とトラインになっています。天王星と火星のアスペクトは、「アクシデンタルな変化」という意味合いになります。
ファイナル・ディスポジターである天秤座金星は、水瓶座土星とトラインを形成しています。
天王星と火星、土星と金星という組み合わせも神話的には面白い感じがします。