2021年に3回形成される土星・天王星のアスペクト
2021年6月15日7時5分に天王星と土星が、2回目のスクエアを形成します。
この天王星と土星のアスペクトは2021年に3回形成されます。
2021年の星の動きの特徴といってもいいと思います。
1回目は、2月18日(天王星・牡牛座8度/土星・水瓶座8度)
2回目は、6月15日(天王星・牡牛座14度/土星(逆行)水瓶座14度)
3回目は、12月24日(天王星(逆行)牡牛座12度/土星・水瓶座12度)
に形成されます。
12月24日に天王星と土星がスクエアを形成した後、29日に木星が魚座に再び入る、という流れになります。
この星の意味としては、土星(社会・組織)などが、天王星(変革)の影響を受けるという意味になります。
今回のスクエアは、牡牛座(物質、我慢強い、変化しない)にある天王星(変革)と、水瓶座(普遍性、公平公正)にある土星のアスペクトです。
天王星は、牡牛座では、フォールという最も低い品位になりますが、土星は、水瓶座では、ドミサイルというオウンサイン、ホームの位置にあります。
つまり、状態の悪い、力が弱い天王星が、ホームの位置にある土星に影響を及ぼす、ということになり、力が弱い天王星が、何度も土星に影響を及ぼすというイメージになります。
これは現在の繰り返される、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言のような感じで、何回も続く、というイメージができます。
では、ホロスコープを見てみましょう。
(2021年6月15日7時5分・東京・プラシーダス)のホロスコープです。
作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
アセンダント(ASC)は、蟹座28度です。(MC・牡羊座16度)
チャートルーラーは月で、獅子座15度。
1室に火星と月があり、金星がOOB天体になっています。
ファイナル・ディスポジターを見てみると、魚座の星以外は、双子座水星に集まる流れになっています。
前回は、魚座海王星や蟹座の月に集まる流れでしたが、今回は、双子座水星に集まる流れになっていて、交互に流れがわかる感じになっています。
今回のホロスコープは、「天王星と土星のスクエア」というところが焦点のホロスコープになります。
このアスペクトは、土星が水瓶座14度、天王星が牡牛座14度の位置でおこります。
土星、天王星とアスペクトを形成している星を見てみると、金星(蟹座15度)と月(獅子座15度)です。
金星は土星とはインコンジャクト、天王星とはセクスタイル
月は土星とはオポジション、天王星とはスクエアになっていて、月・土星・天王星のTスクエアになっています。
天王星と土星が1回目にスクエアを形成した2月18日のホロスコープを見てなおしてみたのですが、月と天王星がコンジャンクションになっていました。
サビアンシンボル
天王星は、牡牛座14度「模索している貝と遊んでいる子供たち」です。
模索している貝??というのはどういう意味なんだろうな、と思って、英語の「Shellfish groping」の意味を調べてみました。
Shellfishは、「貝」という意味です。
余談ですが、昭和シェル石油というのがありますが、この「シェル」も貝のことで、会社のロゴマークも貝のマークです。
昭和のシェルの「シェル」は、「ロイヤル・ダッチ・シェル」という会社のことなんですが、創業者が日本で貝殻を拾って帰って、貝殻細工で財を成したのが会社の興りだからなのだそうです。
「groping」は「grope」という単語で、「手探りで進む」「模索する」という意味のようです。
「貝が手探りで進む」というのは、砂の中に潜ろうとしている、という意味だと思います。
土星のある水瓶座14度も「トンネルに入る列車」というサビアンシンボルで、見えない場所に潜る、という共通のイメージがあるのかもしれません。
julia romanによるPixabayからの画像