クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

【西洋占星術】2020年10月17日 天秤座・新月のホロスコープ

10月17日は天秤座の新月です。

天秤座は風のエレメントの星座です。

 

朔 9月17日 20時00分

上弦 9月24日 10時55分

望 10月02日 6時05分

下弦 10月10日 9時40分

朔 10月17日 4時31分

令和 2年(2020) 暦要項

 

  

10月17日4時31分のホロスコープです。

(場所:愛知県)

 

よく新月のASC(アセンダント)が○○座○○度だからサビアンが・・・という記事を見かけるのですが、アセンダントは3~4分で1度ぐらい変わってくるし、場所によっても変わってきます。

場所によって新月の時間も変わってくるので、同じになるのかな、とも思わないでもないですが、サインから支配星だけ読んでいます。

 

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天秤座24度での1ハウスの新月です。

アセンダントも天秤座なので、支配星は金星です。

金星は12ハウスで、乙女座17度です。

 

ディスポジターを見てみると、

太陽、月は天秤座、天王星は牡牛座で金星。金星は獅子座。

なので、太陽と金星はミューチュアル・レセプション。4星をリードする形です。

 

水星は蠍座冥王星冥王星木星山羊座土星土星も4星をリードする形です。

牡羊座火星、魚座海王星は、エスケープ(良くも悪くもほかの影響をうけない単独の形)です。

 

今年は、冥王星木星がほぼ山羊座にあるので、山羊座土星がファイナル・ディスポジターになるのは、今年の特徴なのですが、もう一つのファイナルディスポジターは入れ替わり立ち代わりしています。

 

 

もちろん、山羊座のトリプルコンジャクションも強力です。

赤緯が-22度から-23度で、夜になると南の空に明るい木星と暗い土星が見えてます。(冥王星はたぶんその間になるけど見えない)

 

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今回は金星は、

①支配星(アセンダントのルーラー)

②1室太陽とミューチュアル・レセプション

③ファイナル・ディスポジター

 

という形で、影響力の強い天体になりそうです。

 

金星は海王星オポジション180度(オーブ1度)で、12室と6室という、苦難を表すハウスに滞在しています。

 

金星と海王星オポジションは、「幻想的」「霊的・スピリチュアルなもの」を表すとされていているので、「目に見えないもの」がポイントになってくるのかもしれません。

 

12室金星は、日の当たらないものに興味を持つ、というような意味

6室海王星は、心からの奉仕、自己犠牲のようなイメージです。

なんとなく、「救済」というイメージと結びつきやすいかもしれません。

 

 

新月サビアンシンボルは、天秤座24度「蝶の左側にある3番目の羽」

 

「蝶の左側にある3番目の羽」とは、魂の深層の側の羽です。

サビアンシンボル「24度」解説

 

右が顕在意識、左は潜在意識(無意識)を意味するようです。

ここでも、ポイントは無意識、目に見えないものがポイントになっているようです。

3は創造性を表すので、無意識などの目に見えないものの影響からの新しい展開というものがイメージできます。

 

似たようなサビアン・シンボルで、牡羊座5度の「羽のある三角」というものがあります。

これはかなり宗教的なイメージで、このサビアンも抽象的なものからの影響を示唆しています。

 

天秤座のシンボルは、蝶がよくでてきます。まず1度が「突き通す針により完璧にされた蝶」です。

 

ASC(アセンダント・日が昇る場所)は、他人から見た自分を表しますが、天秤座はDSC(ディセンダント・日の沈む場所)自分から見た他人を表します。

ここでは、DSCを他人との関係というような7ハウスの意味で解釈するようです。

 

最終的に、「人からどう見られているか?」を意識する標本から、多重存在としての自分を表現してゆく自由な蝶に進化してゆく必要があります。

 

サビアンシンボル「1度」解説

 

 

金星は乙女座17度です。

17度は、「瓦礫の中から希望を見出す」度数なのだそうです。

 

サビアンシンボルは「噴火している火山」

逆行する火星と水星を思い起こさせます。 

 

 

「瓦礫の中から希望を見出す」という度数の意味からも、「救済」というイメージと似ているかもしれません。

 

 

10月17日天秤座新月から読み取れるキーワード

目に見えないもの(幻想的、霊的、スピリチュアルなもの、無意識)

救済