9月27日に、水星が天秤座26度から逆行を開始します。
逆行は、9月27日から10月17日までで、天秤座26度から11度までの逆行になります。
2021年9月27日 天秤座25°28′ 逆行開始
2021年10月19日 天秤座10°07′ 逆行終了シャドウ期間
9月7日~9月27日
10月19日~11月3日
アセンダントに冥王星があって、かなり特徴的なホロスコープになっています。
9月のホロスコープを作っていて思ったのですが、蠍座がアセンダントにきていることが多い印象でした。
振り返ってみると、
9月7日 乙女座の新月(ASC蠍座)
9月11日 金星・蠍座入り(ASC乙女座)
9月15日 火星・天秤座入り(ASC蠍座)
9月21日 魚座の満月(ASC蠍座)
9月23日 太陽・天秤座入り(ASC乙女座)
というふうになっていました。
乙女座新月と魚座満月では、ASCが蠍座になっていて、火星の天秤座イングレス図でもASC蠍座、金星も蠍座入りとなっていました。
乙女座新月、ASC乙女座や、太陽、火星の天秤座入りもあって、乙女座、天秤座も焦点になっているように見えました。
蠍座冥王星の守護神は、ギリシア神話ではハデスという冥界の神です。
その妻は、ペルセポネで、地母神デメテルの娘です。
蠍座(ハデス)、乙女座(デメテル、ペルセポネ)、天秤座(7室・結婚)に関連付けてみると、この冥界の神ハデスは、ペルセポネを攫ってきて結婚するという神話を思い出しました。
では、ホロスコープを見てみましょう。
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
ASCは山羊座25度で、MCは蠍座15度です。
チャートルーラーは水瓶座8度の土星です。
ASCと冥王星がコンジャンクションで、1室に土星と木星があります。
双子座15度の月がOOBになっています。
ファイナル・ディスポジターは、山羊座冥王星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星ー蠍座金星のループになっていて、魚座海王星だけはその流れとは別に単独で存在しています。
山羊座座冥王星とともに、水瓶座の土星もチャートルーラーになっていて、焦点が当たっているように見えます。
土星と冥王星はアスペクトを組んでいるわけではないのですが、この二つの星の組み合わせは「究極的な試練」や「宿命」というような意味合いになってきそうです。
2020年1月には、土星と冥王星のコンジャンクションという星位がありました。新型コロナウイルスのニュースの出始めの頃です。
冥王星や土星の強調を見ると、そのホロスコープのことを思い出しました。
【西洋占星術】2020年1月13日 土星と冥王星がコンジャンクション
水星の逆行は過去を振り返るという意味合いもあります。
水星に着目してみると、天秤座26度から11度までの逆行になります。
天秤座26度のサビアンシンボルは「互いに入れ替わる鷹と大きな白い鳩」というもので、松村潔先生の「サビアン占星術」という書籍では、鷹=目的、鳩=理解とされて、目的意識をもってやっていた人が理解を大事にし始める、理解を大事にしていた人が目的をもって行動しはじめる、というようなことが書いてありました。
鷹と鳩が入れ替わるので、ある意味で逆転のようなことを意味しているのかもしれません。
Ondřej ŠponiarによるPixabayからの画像