9月7日(9時52分)には、乙女座15度で新月になります。
ホロスコープを見てみましょう。(東京・プラシーダス)
新月は乙女座15度(サビアンシンボルは「装飾されたハンカチーフ」)で、牡牛座にある天王星と土のトラインを形成しています。
ASCは蠍座11度、MCは獅子座17度です。
チャートルーラーは、山羊座25度の冥王星です。
1室に星はありません。OOB天体もありません。
ファイナル・ディスポジターを見てみると、山羊座冥王星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星ー天秤座金星という流れと、乙女座太陽・火星ー天秤座水星ー天秤座金星という流れになっていて、天秤座26度の金星に流れが集まっています。
魚座22度の海王星だけが単独で存在する形です。
土のサインが強調されている
蠍座の副支配星は火星で、火星は冥王星のある山羊座ではエグザルテーションになるので、火星や冥王星が強調されているようにも見えます。
火星は乙女座25度にあり、山羊座冥王星と土のトラインになっています。
新月(乙女座15度)・天王星(牡牛座15度)で、土のトライン
火星(乙女座25度)・冥王星(山羊座25度)で、土のトライン
となっていて、「土のサイン」(牡牛座、乙女座、山羊座)が強調されているように見えます。
25度近辺にある星
25度近辺にある星を見てみると、
乙女座25度・火星
天秤座26度・金星
山羊座25度・冥王星
水瓶座25度・木星
となっています。乙女座火星・山羊座冥王星は土のトラインですが、天秤座金星と水瓶座木星は風のトラインになっています。
また、冥王星と金星はスクエア、木星と火星はインコンジャクトになっています。
火星ー冥王星は「超越的な力」、火星ー木星は「攻撃性の拡大」
金星ー木星は「幸福の拡大」、金星ー冥王星は「究極の贅沢」
というような解釈になり、火星と金星の力が、冥王星や木星の影響を受けて強くなるが、それぞれ木星と冥王星ともスクエアやインコジャンクトを形成するので、悪い形でも出るという解釈ができそうです。
新月・乙女座15度
新月は乙女座15度で起こります。
この15度という数は、サインの力の一回目のピークの度数になります。
1度から15度までで1回ピークをつけて、16度から20度まで一回調整して、20度から25度で2回目のピークで、25度で完成するというような流れになります。
サビアンシンボル「15度」の解説(意味・特長・読み方) | 魔女っ子の12星座占い
今回の新月のホロスコープでは、金星、火星の力が強まる配置といえますが、行き過ぎからの落ち込みが生じやすいアスペクトが形成されているといえます。
新月の起こる15度も、力のピークとそこからの試練を表している度数で、星の配置や形成されるアスペクトとも整合的な意味といえそうです。
Leonhard NiederwimmerによるPixabayからの画像