10月14日に水星逆行がはじまります。 10時6分・愛知県・プラシーダス方式のホロスコープをつくってみました。
アセンダントは、射手座12度、支配星は木星で、山羊座19度です。 1室にドラゴンテイルがあります。 OOB天体はセレス(逆行中)で、赤緯は-24.84度で、水瓶座29度です。
まず9月から継続している、逆行中の牡羊座火星と、山羊座3星とのスクエア、天秤座22度太陽とのオポジションです。
火星・太陽・山羊座3星でTスクエアを形成しています。
牡羊座火星(逆行)とスクエア、オポジションというのは、なかなかきつそうなアスペクトです。
太陽は、天秤座でフォールという品位の低い位置で、オウンサインの火星(逆行)とオポジション、火星と冥王星がオーブ1度で、スクエア。というなんかとてもきついトラブルを予感させるアスペクトです。
ドラゴンポイントも双子座ー射手座の22度にあって、太陽、火星とはインコンジャクトか、セミセクスタイルを形成しています。
② 月と金星のコンジャクション
次に目に付くのは、月と金星のコンジャクションです。
乙女座13度近辺ですが、とても女性的(まさに乙女な感じ)なアスペクトです。
ただし、金星は乙女座では、フォールという、あまりよくない品位になります。
オーブはゆるいですが、魚座海王星とオポジションになっています。
また、逆行をはじめる水星とセクスタイルを形成しています。考えようによっては、正確なセクスタイルを形成する前に逆行を始めるとも考えられます。
セレスがOOB、逆行して水瓶座(革新のサイン)に入っているところや、月や金星がコンジャクションになっているところをみると、なにか女性的なものを感じます。
③ 乙女座、牡牛座、山羊座で形成されるグランドトライン
あと、これもオーブが緩いですが、乙女座の月・金星、牡牛座の天王星、山羊座の3星(木星、冥王星、土星)のグランドトラインが形成されていると見る占星術師の方もおられるようです。
水星が順行しているときに、天王星とオポジション、逆行中に再度オポジション、再順行時にまたオポジションと、水星と天王星のオポジションが3回形成されるのも特徴かもしれません。
水星と天王星のアスペクトは、いい意味だと「非凡な発想」、悪意味だと「突拍子もない発想」ということになります。
牡牛座ー蠍座の軸は、前世と現世のようなものも示しているとしているので、なにか因縁めいたことが起こるのかもしれません。
⑤ 吉星がフォール、凶星がオウンサイン
品位でいうと、天秤座太陽、乙女座金星、山羊座木星がフォール、牡羊座火星、山羊座土星、魚座海王星がオウンサイン(ドミサイル)という形で、吉星がフォール、凶星がオウンサインにある、という形です。
⑥ 逆行水星のサビアンシンボルと、蠍座水星、乙女座金星・月が指さす牡羊座カイロン
逆行が始まる水星は、蠍座12度からの逆行になります。 蠍座11度のサビアンシンボルは、「救助されるおぼれた男」です。
松村潔先生の「サビアン占星術」には、「自分の退路を断つことよって、没入する。地を捨てて水の中に飛び込むのが、蠍座第3グループのテーマです。」とあります。
蠍座12度水星と乙女座12度の月・金星が牡羊座7度のカイロンを指さしているヨッドと解釈することもできます。 金星と月のコンジャクション、セレスのOOBと合わせると、癒しのイメージもあります。
一般的には、火星が逆行はトラブルが起きるといわれており、水星が逆行すると、行き違いや通信のトラブルが起こるとされているので、トラブルには要注意ということになります。