無料鑑定の星読みをひと通り読みました
一応、無料鑑定のご依頼があったぶんは、全部読み終わりました。
思ったより大変だったのですが、なんとなくコツがつかめてきた気がします。
何種類かのホロスコープを読むと、星が一か所に集まっている方や、全然逆行がない方がいる一方で、星があちこちにまんべんなくある方や、逆行順行の動きが多い方などいらっしゃいました。
未来分について書いていない方もいるのですが、また、過去分のリアクションがあったら占う形にしようと思います。
読んでいて思ったのは、たとえば、太陽と金星がコンジャンクションになっていると、「結婚」と安易に読んでしまうのはいけない、ということです。
これはよく占いの本にも書いてあるのですが、このアスペクトなら「結婚」と安易に考えるのではなく、なにか別の意味で「愛」や「絆」に関係するような出来事があるのかもしれません。
太陽と金星のコンジャンクションは「記号」ではなく「象徴」なので、このアスペクトならこれが起こる、という解釈は間違っています。
太陽と金星のコンジャンクションは、「太陽と金星のコンジャンクション」的なことが起こるということを予示していて、これは結婚に限らないということです。
たとえば、何かあって親子間のきずなが再確認できた、とか、その後何十年も関係が続くペットを飼い始めたとか、そういうことかもしれません。
太陽は「自己意識」、金星は愛や美を示していますが、イメージとしては、「物質的なな楽しみ」のような意味合いもあります。
なので、もしかすると、なにかものすごくおいしい食べ物に出会って、人生を変えるほどにはまった、とか、あるいはダイエットに成功して、人生が変わるほどの効果があったとかいうこともあり得ます。
私もプログレスとソーラーアークで振り返るまで、あまり人生を振り返ることもなかったのですが、占星術の勉強をしている方は、1年1年エクセルなどを使って、こういうことがあったなあ、と思い出しながら、ホロスコープを見てみるのもいいかもしれません。
土星・天王星アスペクトの今後
さて、本題です。
年末からの星の動きを思い返してみると
12月19日 金星が山羊座で逆行開始
12月24日 土星・天王星が3回目のスクエア
12月29日 木星が魚座入り
という流れで来ています。
土星・天王星のアスペクトは約10年に1度できるのですが、社会(土星)の変革(天王星)を表しています。人によっては「不景気アスペクト」と呼ぶ人もいます。
これと木星の魚座入りで、海王星と木星という支配星二つが同時に魚座に滞在する、魚座強調の時代に入ったことになります。
この土星・天王星の社会変革を表すアスペクトと、「目に見えないもの、境界を超える」などの意味をもつ海王星と、「拡大」をしめす木星が同時に魚座に滞在することから、なんとなく「コロナの感染拡大」かなあ、と思っていたのですが、時期的にもぴったりと当たってしまった気がします。
これからの流れ、特にこの土星・天王星のアスペクトと木星、海王星のアスペクトでは、金星がキーポイントになっているように見えます。
金星・水瓶座の時期のアスペクトとトランスファー
土星と天王星と金星のアスペクトなどを順にみていくと、
3月19日に水瓶座金星と牡牛座天王星がスクエアを形成します。
金星と天王星はミューチュアル・レセプションの関係になっています。
ホラリー占星術になるのですが、「トランスファー・オブ・ライト」(以下TOL)と呼ばれる技法があります。
このTOLは、大きな動きの遅い星の光を小さな動きの速い星が運ぶ、という意味のものです。
具体的に成立する要件を考えると、
・TOLになる星同士がアスペクトを作っている(ただし、インコンジャクトは除く)
・光を運ぶ星(小さい動きの速い星)が、光を運ばれる星の支配するサイン(イグザルテーション、ドミサイル、トリプルシティー)にある。
というものがあります。
ホラリー占星術では、基本的にトランスサタニアン惑星(天王星、海王星、冥王星)は使いませんが、この3月19日の水瓶座金星と牡牛座天王星は、TOLになっているとみることができます。
つまり、この牡牛座天王星の光を金星が運んでいるということになります。
この次に金星がアスペクトをつくるのは、土星で、3月29日に金星・土星がコンジャンクションになります
TOLの考え方でみると、天王星の光を金星が運んで、土星とコンジャンクションをつくるので、土星と天王星がコンジャンションを形成する、と解釈できます。
3月19日 水瓶座金星・牡牛座天王星 スクエア
3月29日 水瓶座22度で金星・土星 コンジャンクション
コンジャンクションになる度数のサビアンシンボルを調べてみると、「子供たちが遊ぶために床にひかれた布」というものになります。
さらに4月に金星は魚座に入って、木星、海王星と次々にコンジャンクションしていきます。大きな動きが起きるのではないかと思っています。
Angeles BalaguerによるPixabayからの画像