クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2022年前半は金星の動きがとても目立つ

2021年12月の星の動き

先日も12月に起こる星の動きについて書いたのですが、もう一度整理して書いておきたいと思います。

① 12月19日 金星が山羊座で逆行開始
② 12月24日 水瓶座土星と牡牛座天王星が3回目のスクエアを形成
③ 12月29日 木星魚座に入る

12月後半には、この3つの大きな星の動きが起こります。

この星の動きの特徴は、全部に金星がつながっているということかもしれません。

①は金星の逆行が土星が支配する山羊座で起こるというもので、金星山羊座土星が関連していそうです。

②は、水瓶座(支配星:土星天王星)の土星牡牛座(支配星:金星天王星水瓶座を支配する星)がスクエアを形成します。

水瓶座の副支配星は土星ですが、支配星は天王星になっていて、これも関連しあっています。特に水瓶座と牡牛座はともに不動宮なので、「動きそうにないものが動く」「壊れそうにないものが壊れる」という意味合いになります。

③では、木星魚座(支配星:海王星)に入ります。支配星の海王星と副支配星の木星魚座に同時に滞在するので、魚座が強調されることになります。

 

2022年4月には金星、木星海王星魚座に入る

金星は2022年4月6日に魚座に入ります。
金星は魚座では、エグザルテーションという最も力がある状態になります。

金星、木星海王星魚座に滞在する期間はそれぞれ、

金星 2022年4月6日から5月3日まで
木星 2021年12月29日から5月11日まで
海王星 2011年、2012年から2025年、2026年まで

となっていて、この3星は、4月6日から5月3日まで、魚座で同時に滞在します。

金星・木星海王星アスペクトを見てみると、

4月12日(23時43分) 木星海王星コンジャンクション魚座25度)
4月28日(4時12分) 金星海王星コンジャンクション魚座25度)
5月1日(6時14分) 金星木星コンジャンクション魚座28度)

 

ちなみに5月1日(5時28分)には、金星が支配する牡牛座で新月、日食も起こります。
この日食は部分日食で、南極や南米で起こる日食になります。

日食各地予報 - 国立天文台暦計算室

 

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2022年3月に金星が山羊座から水瓶座に入る

金星の動きだけに注目してみると、

2021年11月5日 山羊座に入る
2021年12月19日 逆行開始
2022年1月29日 順行開始
2022年3月6日 水瓶座に入る

という動きになっています。

3月6日に金星が水瓶座に入るときの動きもかなり特徴的で、火星とコンジャンクションを形成しながら、水瓶座に移ります。

詳しく見てみると、金星と火星は、1回目は、逆行している金星と火星が2月16日(23時29分・山羊座17度)にコンジャンクション、2回目は、順行に戻った金星と火星が3月6日(16時12分)に2回目のコンジャンクションを形成します。
コンジャンクションが起こる時間は、国立天文台の暦をもとにしたものです。

この2回目のコンジャンクションは、水瓶座1度で起こります。

 

 

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この度数は、2020年12月22日(3時21分)に形成されたグレートコンジャンクションと同じ度数(水瓶座1度)になるのです。

 

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星の動きの解釈

星の動きの解釈ですが、金星の山羊座での逆行や、牡牛座天王星水瓶座土星のスクエア形成は、どちらも、土星的なものがチャレンジを受けるイメージになります。
「既存の組織や社会体制が、豊かさを失うとか、大きな変革、改革の影響を受ける」と読めます。

また、魚座は、ぼわっとしたイメージで、幻想的、境界があいまい、見えない世界とのつながりなどの象意があります。
この象意から、木星海王星魚座同時滞在、金星、木星海王星魚座でのコンジャンクションは、「既存の価値観や物の見方が揺らぐ」と読めます。

 

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Josep Monter MartinezによるPixabayからの画像