12月1日(0時0分・東京・プラシーダス)のホロスコープです。
それぞれの星の位置を確認しておくと、
太陽:射手座
水星:射手座(デトリメント)
金星:山羊座
火星:蠍座(オウンサイン)
木星:水瓶座
土星:水瓶座(オウンサイン)
天王星:牡牛座(フォール)・逆行
海王星:魚座(オウンサイン)・逆行
冥王星:山羊座
水星は、天秤座で逆行(9/30~10/19)、その次は水のサインの蠍座(11/6~11/25)、そしてデトリメントの射手座(11/25~12/14)と、よくない状態が続きましたが、山羊座に入って状態がよくなりそうです。
12月の星の動き
12月 1日 21時50分 海王星・順行開始(魚座21度から)
12月 4日 16時43分 新月(日食)・射手座13度
12月13日 18時54分 火星・射手座入り
12月14日 2時52分 水星・山羊座入り
12月19日 13時36分 満月・双子座28度
12月19日 20時 9分 金星・逆行開始(山羊座27度から)
12月22日 0時59分 太陽・山羊座入り(冬至)
12月29日 13時 7分 木星・魚座入り
12月の主なアスペクト
12月12日 山羊座金星・冥王星 コンジャンクション(26度)
12月24日 牡牛座天王星・水瓶座土星 スクエア(12度)
12月25日 山羊座金星(逆行)・冥王星 コンジャンクション(26度)
12月の星の動きの特徴
12月は特徴的な星の動きが多い月になります。
まず、木星の魚座入りがあります。木星は2021年にも数か月魚座に入っていましたが、逆行して水瓶座に戻っていました。2022年は本格的な木星の魚座運行期になります。
1日に順行を開始する海王星も29日に魚座に入る木星も、ともに魚座の支配星であり、魚座が強調される流れになりそうです。少し先になりますが、4月には魚座でエグザルテーションになる金星も入ってきて、4月中旬から後半にかけて、金星・木星・海王星のコンジャンクションが起こります。
2つ目には、水瓶座土星と牡牛座天王星のスクエアです。
2021年を通して特徴的なアスペクトでしたが、今回が3回目のスクエア形成となります。土星(社会、制度、集団)にたいして、天王星(変革、改革、アクシデント)がスクエア(葛藤、障害)の度数をとることから、不況アスペクトなどとも呼ばれる角度です。これが再度のスクエアを形成します。
石井ゆかり先生のブログなどでは、「硬い岩を何度もたたいて打ち砕く」とか、「岩に刺さった剣を資格のある人が引き抜く」というようなイメージと書かれています。
3つ目は金星の山羊座での逆行開始です。
11月5日に山羊座にイングレスした金星が、12月19日から逆行を開始します。逆行開始度数は、山羊座27度です。
金星は通常一つのサインに1か月弱しか滞在しませんが、今回は逆行を含めて4カ月間(2022年3月5日まで)、山羊座に滞在します。
その後、金星は4月に魚座に入り、木星、海王星とコンジャンクションを形成します。
この3つの特徴的な動きは、山羊座、土星、金星、牡牛座、天王星、というつながりや、魚座海王星、木星、金星というつながりが出来ていることがわかります。
この二つのつながりを結んでいるのは、「金星」になります。
ファイナル・ディスポジターでも、山羊座冥王星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星ー金星という大きな流れがあり、「金星」がポイントになっているのとも似ています。
また、金星が長期滞在する山羊座と金星が木星、海王星とコンジャンクションを形成する魚座は、神話的に似ている部分があります。
まず、山羊座の神話は、ナイル川で神々が宴会を開いていたところに、テュポンという悪神が表れて大混乱になります。
この時に牧神パーンは、慌てて逃げたため、上半身は山羊、下半身は魚という格好になってしまったというものです。
ちなみに、英語のパニックは、この牧神パーンの混乱が語源になっているのだそうです。
また、魚座の神話も、ナイル川沿いで開かれていた同じ大宴会での話で、同じくテュポンという悪神が表れて大混乱になります。
そこで、アフロディーテ(金星の支配神)とその子エロスが離れ離れにならないように紐で結んで逃げたという話です。
魚座は、正式には「双魚宮」という名称で、二つの魚の尾が紐で結ばれた形のものです。
ギリシャ神話|星座の神話:【魚座】アフロディーテとエロースの親子
このように、金星の山羊座長期滞在、土星(水瓶座)と天王星(牡牛座)のスクエア、海王星と木星の魚座入りは、神話ともつながりがあるように見えます。
また12月4日の新月は日食になります。
この日食は南極で起こるので、日本では見えません。
2021年12月4日の皆既日食の概要と特徴 | 南極旅行のクルーズ・ツアー・観光専門店|(株)クルーズライフ
2021年地球から最も遠い満月(2021年12月) | 国立天文台(NAOJ)
Gordon JohnsonによるPixabayからの画像