2021年11月5日には、金星が山羊座に入ります。
同日の午前中には、蠍座新月で、この新月は天王星とオポジションになっています。
金星は、11月5日に山羊座に入り、12月19日に山羊座27度(サビアンシンボル「山の巡礼」)から逆行開始、2022年1月29日から山羊座12度(サビアンシンボル「講義する自然学徒」)から巡行を開始し、2022年3月6日に水瓶座に移動します。
11月5日 山羊座入り
12月19日 逆行開始・山羊座27度「山の巡礼」
1月29日 順行開始・山羊座12度「講義する自然学徒」
3月6日 水瓶座入り
2021年11月5日から2022年3月6日まで山羊座に滞在するので、およそ4か月の滞在になります。
また、11月1日時点で金星はOOBになっていますが、山羊座入りする11月7日に赤緯が最高になり、大変特徴的な動きになるといえます。
出典:国立天文台編「暦象年表 令和3年」
12月には星の動きが多くなります。
12月19日 金星が山羊座で逆行開始
12月24日 土星と天王星が3回目のスクエアを形成
12月29日 木星が魚座入り
2021年の星の動きの特徴として、
① 2月の水瓶座ステリウム(最大6星滞在)
② 海王星・木星の魚座同時滞在
③ 土星・天王星のスクエア
④ 金星の山羊座長期滞在の開始
をあげたのですが、このうちの3つが12月後半に同時に起こります。
12月後半から何らかの大きな動きが起こってくる可能性があります。
では、金星の山羊座イングレス図(19時43分・東京・プラシーダス)を見てみようと思います。
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
ASCは蟹座4度。MCは魚座15度です。
チャートルーラーは月で、蠍座22度にあります。
1室に星はありませんが、金星が赤緯27度台でOOBになっています。
金星が山羊座1度にあるとみると、ドラゴンポイントが双子座-射手座の軸の1度台にあって、インコンジャクト・セミセクスタイルの関係になっています。
ASC-DECの蟹座-山羊座の軸に対しては、蠍座火星がトライン・セクスタイルの関係になっています。
金星が形成するアスペクトと時期
12月12日 冥王星と山羊座26度でコンジャンクション
12月19日 山羊座27度から逆行開始
12月25日 冥王星と山羊座26度でコンジャンクション
となっていて、12月中は冥王星とのコンジャンクションが目立ちます。
4月になると魚座で海王星、木星とそれぞれコンジャンクションを形成します。