12月19日には13時36分に満月(双子座28度)になります。
同じ日の20時9分ごろから、金星が山羊座27度から逆行します。
2021年の特徴のひとつとして、金星の山羊座長期滞在をあげていましたが、この金星逆行開始もその動きの一環といえます。
ここから、2021年の特徴といえる、土星と天王星のスクエア、木星の魚座入りなどが一気に起こります。
12月19日 金星・逆行開始(山羊座27度から)
12月24日 牡牛座天王星・水瓶座土星 スクエア(12度)
12月29日 木星・魚座入り
この19日の新月もとても印象深いホロスコープになっています。
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
金星山羊座入りと同じ日の新月ではDES上に天王星
ASCと天王星がコンジャンクションになっています。
11月5日の新月図では、天王星がDES(ディセンダント)とコンジャンクションになっていました。
2021年11月5日 蠍座13度・新月 - クロノスとカイロス
11月5日・蠍座新月・天王星がDESにある・金星が山羊座に入った日
12月19日・双子座満月・天王星がASCにある・金星が逆行を開始した日
と金星の動きがある日には、天王星がASCかDESにあるというホロスコープになっています。
天王星は金星が支配する牡牛座にあることから、影響力がありそうな感じです。
ASC牡牛座、MC山羊座、ASC上に天王星
では、ホロスコープを詳しく見ていきます。
ASCは牡牛度10度ぴったり(11度)、MCは山羊座25度。
チャートルーラーは山羊座27度にある金星になります。
1室に天王星、月と水星がマイナス赤緯で、OOB天体になっています。
山羊座金星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星
ファイナル・ディスポジターを見てみると、山羊座金星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星のループの形ができあがっています。
この組み合わせは、とても象徴的な意味合いをもっていそうです。
山羊座金星ー山羊座はMC、金星はASCのルーラー、山羊座の支配星は土星
水瓶座土星ー水瓶座のルーラーは天王星、天王星はASC上にある
牡牛座天王星ー牡牛座の支配星は金星、天王星はASC上にある
というそれぞれが深くつながっているようなループになっています。
満月は双子座28度、月はOOB
満月の位置は、双子座28度。月はOOBです。
満月と金星、冥王星とは150度、30度の位置。
木星とは120度、60度の位置になります。
金星、木星という吉星とアスペクトをつくっていますが、木星とはよい位置、金星とはやや悪い位置という感じです。
金星と冥王星がコンジャンクション(究極的な金星的なものという意味)を形成したあとなのがポイントなのかもしれません。
このホロスコープは本当に内容が盛りだくさんです!
・山羊座金星の逆行直前の満月
・天王星がアセンダント上にある
・山羊座金星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星
・OOBの満月
となっています。
OOBとなっていますが、マイナス赤緯のOOBで、遠地点リリスの近辺で起こる満月になるので、地球から最も離れた位置近くで起こる満月になります。
サビアンシンボルを見てみると、双子座28度は、「破産宣告された男」になります。
金星と冥王星のコンジャンクションと関係がありそうでもあり、また24日に形成される土星と天王星の3回目のスクエア(不景気アスペクトといわれている)とも関係がありそうです。
金星の山羊座入りの時に天王星がディセンダント上にあり、山羊座逆行開始時には、天王星がアセンダント上にあり、また天王星が牡牛座にあることを考えると、なんらかの金星的なものが大変化の兆しといえそうです。
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