クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年8月30日 水星・天秤座入り

7月下旬から8月中旬、下旬にかけて、水瓶座天王星にかかわる動きが多くなります。

7月24日 水瓶座2度・満月
7月28日 木星(逆行)が魚座から水瓶座に入る
8月20日 天王星が逆行開始
8月22日 水瓶座30度・満月(水瓶座での2回目の満月)


そのあと、8月30日(14時8分)には、水星が天秤座に入ります。
ホロスコープを見てみましょう。(東京・プラシーダス)

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ASCは射手座28度、MCは天秤座17度。
チャートルーラーは、水瓶座で逆行中の木星水瓶座26度)になります。
1室に冥王星があります。OOB天体はありません。

水星が、金星が支配している天秤座に入ったことで、山羊座冥王星水瓶座土星ー牡牛座天王星ー天秤座金星という流れが強くなっています。
ファイナル・ディスポジターは、天秤座17度の金星(MCと合)になります。

このホロスコープで目立つ星は、MCにあって、ファイナル・ディスポジターになっている金星かな、という感じがします。

チャートルーラーは木星、ファイナルディスポジター金星という組み合わせで、両方とも吉星です。

ホロスコープで目立つのは、双子座7度近辺に集中している星だと思います。
セレス、月、リリスという母性や女性を示す星が一か所に集中していて、しかもそこにドラゴンヘッドもあります。
この星の集中する部分と太陽はスクエアになっていて、土星とトラインになっています。

太陽・月がスクエア・・顕在意識と潜在意識の葛藤
太陽・土星がインコンジャクト・・自我と社会の噛み合わなさ
土星・月がトライン・・社会と潜在意識が協力し合う
という感じになっていて、土星・月に対して、太陽がかみ合わない場所にある感じになっています。

自分はこう思うんだけど、なんとなく違う気がするというイメージや、自分はこう思うんだけど、世の中の流れとはかみ合ってない、とか、なんとなくイメージしたことが世の中の流れと合っているとか、そんな印象です。

サビアンシンボルを見てみると、月、セレス、リリスドラゴンヘッドがある双子座6度から10度の部分は、「心理的インパクトの強い知恵」(「サビア占星術」松村潔著)と書かれています。
6度は「油田の掘削」・・油田を掘削して自分のものにする度数
7度は「古風な井戸」・・掘りだした水をわかちあう度数

冒頭で、水瓶座に関係した星の動きについて書いたのですが、水瓶座は公平な分配や灌漑にも関係しているサインなのだそうです。

水星が天秤座に入って、天秤座金星が強調されている点、チャートルーラーの木星水瓶座を運行していることから、「公平な分配」「公正さ」などを表しているのかもしれません。

もっと、もっとと求める自我に対して、潜在意識や社会が公平さや公正さを求めているとも読めます。

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Sergei Tokmakov Terms.LawによるPixabayからの画像

 

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