自分の人生を1年おきに占星術的に振り返りながら見ていくシリーズの続きです。
3年目の1978年のソーラーリターンは、8月3日の0時52分になるようです。
1978年はプログレス（1日1年法）では、生後3日後の1975年8月6日になるのですが、この日は「金星が逆行を開始」しています。
プログレスで起こる最初の星の動きです。
トランシットとネイタル
まず、ネイタルとトランシットの関係を見ていきたいと思います。
その時間で、ホロスコープを作ってみました。（広島県・プラシーダス）
トランジット天体にはOOBはありません。
外円がトランジットになるのですが、惑星のコンジャンクションが多いように見えます。
① 蟹座24度～25度
ネイタル（内円）は、土星の位置になりますが、トランジット（外円）に月と木星があります。
② 乙女座1度～3度
ネイタルのASCは、乙女座6度になりますが、その近辺に土星と水星がきています。
③ 乙女座25度～29度
トランジットの金星と火星が来ています。
トランジット惑星を見てみると、乙女座に水星、金星、火星、土星があり、乙女座ステリウムになっています。また、星のある位置を見てみると、乙女座の最初の度数（1～3度）と、最終度数（25～29度）に星があるのが特徴といえます。
ネイタルの土星とトランジット木星がコンジャンクションです。
ネイタルの土星にトランジットの木星がコンジャンクションする場合と、ネイタルの木星にトランジットの土星がコンジャンクションするのでは、意味が違ってきます。
まず、ネイタル土星（自分の苦手な面）に吉星（ベネフィック）の木星がアスペクトする場合は、「厳しさが緩和させる」「苦手が克服される」というような意味合いになります。
逆に、ネイタル木星（自分にとっての吉星）に凶星（マレフィック）の土星がアスペクトする場合は、逆に「恵まれている部分にブレーキがかかる」「得意分野に暗雲」という解釈になってきます。
プログレス
冒頭にも書いたのですが、プログレスの1日1年法でみると、3年目は生後3日にあたります。生後3日目は、1975年8月6日になるのですが、この日の13時48分から金星が乙女座11度42分から逆行を開始します。
この逆行が終わるのは、9月18日（42日後）で、獅子座25度25分までの逆行になります。
生後3日目のホロスコープなので、目立った動きはないのですが、月がだいぶ進んでいて、蟹座22度になっています。
この蟹座25度の土星のあたりには、トランジットでも星が集まっていたので、ポイントになってくるのかもしれません。
ネイタルでは、唯一水のサインにある星が蟹座土星、唯一逆行しているのは射手座海王星という特徴があります。
また、金星が順行に戻る9月18日の前日9月17日は、土星が獅子座入りします。
このプログレスの9月17日というのが2020年になります。
まとめると
8月6日（1978年） 金星 乙女座11度45分から逆行
9月17日（2020年） 土星 獅子座イングレス
9月18日（2021年） 金星 獅子座25度25分から順行
という動きです。
この最初の動きに、プログレスとトランジットで、蟹座25度土星あたりに星が集まっているのは注目点かもしれません。
・逆行開始度数
乙女座11度「母親の期待の鋳型にはまる少年」
乙女座12度「ベールをはずされた花嫁」
・順行開始度数
獅子座25度「砂漠を横切るラクダ」
獅子座26度「 虹」
・ネイタル土星
蟹座25度「右肩に突然投げられた黒い影（外套・マント）」
獅子座1度「脳溢血の症例」
2021年から22年にかけて、金星は山羊座で逆行して、4か月間山羊座に滞在することになります。山羊座は土星が支配しているので、このあたりも土星と金星のからみを感じます。
2021年の金星逆行
2021年11月5日 金星・山羊座入り
2021年12月19日 山羊座26度28分
2022年1月29日 山羊座11度04分
2022年3月6日 金星・水瓶座入り
この逆行は27度から12度までの逆行になり、プログレス金星の順行・逆行度数とほぼ一致します。
山羊座27度「山の巡礼」
山羊座26度「水の妖精」
山羊座11度「キジの大きな群れ」
山羊座12度「講義をする自然の生徒」
ソーラーアーク
ソーラーアークは目立った動きはないです。
ネイタル太陽とソーラーアーク冥王星がセクスタイルなどありますが、あまり目立った動きではないかもしれません。
ただ、ネイタル天王星（天秤座29度）と木星（牡羊座28度）、土星（蟹座28度）のアスペクトが掲載されつつあります。
Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
