クロノスとカイロス

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2021年5月9日(11時00分)金星が双子座入り

5月9日には、金星が双子座入りします。

金星が双子座に滞在するのは、5月9日から、6月2日までです。
双子座金星の意味を見てみると、「愛そのものよりもラブテクニックを重視する」「好意を利用する」とかいてありました。双子座は水星が支配していることから、「賢さ」、賢慮という深い賢さというよりは、立ち回りがうまい、ずる賢い、英語でいうとwiseというよりは、cleverというイメージです。

intelligent, wise, clever, smart の違い(賢い) | 英文法と瞬間添削で学ぶ英作文のフレーズフレーズミー

それぞれの星の品位を見ていくと、双子座水星ドミサイル(オウンサイン)、蟹座火星フォール、水瓶座土星ドミサイル(オウンサイン)というふうになっています。

では、2021年5月9日11時00分のホロスコープ(東京・プラシーダス)です。

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アセンダントは獅子座17度。MCは牡牛座10度です。
チャート・ルーラーは太陽で、牡牛座19度です。
1室に星はないですが、火星と水星がOOBになっています。

ファイナル・ディスポジターを見てみると、ほとんどの星は、双子座水星の流れに入っていきます。牡羊座月と蟹座火星がミューチュアル・レセプション、魚座海王星は単独で存在する形です。

目立つ星が分散している形ですが、目立つ星としては、OOBでファイナル・ディスポジターになっている水星、OOBでミューチュアル・レセプションになっている火星だと思います。

この二つの星の面白いところは、水星は双子座で品位の高いところにあるのに対して、火星はフォールという最も品位の低い場所にあるところです。

太陽、月、ASCのアスペクトを見てみると、まず、太陽(牡牛座19度)、月(牡羊座20度)、アセンダント(獅子座17度)で、度数が近く、それぞれ太陽・ASC=スクエア、月・ASC=トラインになっています。

太陽は社会的な自分、月は個人的な自分、ASCは他人から見た自分という意味合いがありますが、他人から見た自分と個人的な自分が調和的であるのに対して、他人から見た自分と社会的な自分が衝突する角度になっています。
まとめて考えると、社会的な生活よりも個人的な生活が優先される、というような意味になりそうです。

もう一つのアスペクトとしてあるのは、水星(双子座9度)、ドラゴンヘッド(双子座10度)、火星(蟹座10度)、MC(牡牛座10度)、天王星(牡牛座12度)、カイロン(牡羊座12度)という、10度近辺の星々です。
それぞれ、水星・ドラゴンヘッドとカイロン、火星とMC・天王星はそれぞれセクスタイルという調和的な角度になります。

水星がドミサイル、火星がフォールの位置にあることから、水星・ドラゴンヘッド・カイロンのセクスタイルの組み合わせが、火星・MC・天王星の組み合わせよりもよいよい形、スムーズな形で発揮されるイメージができます。

水星とドラゴンヘッドの組み合わせは、「連合の成功」、水星とカイロンは「知性による癒し」、火星とMCは「社会的な向上心、闘争的な渡世」、火星と天王星は、「革新的な着想、独立的な創造力」というような意味になります。

火星が蟹座にあることから、闘争力が家庭にあると読むことができ、社会的向上心、革新的な着想というものも、うまく発揮されないという解釈もできます。

逆に水星は双子座にあり、知性による癒し、連合の成功というものが打算的なものであると解釈することもできます。

 

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TessaMannonenによるPixabayからの画像

 


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