クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年5月4日 水星双子座入り

5月4日(11時46分)には、水星が双子座入りします。
水星が双子座にいるのは、5月4日から7月12日までになります。5月30日には、水星は双子座25度から逆行を開始します。(逆行期間5月30日・双子座25度から6月23日・双子座17度まで
2021年の水星逆行の特徴としては、逆行するサインが水瓶座、双子座、天秤座とすべて風のサインでの逆行になります。
水星にとって双子座はドミサイル(オウンサイン)になります。

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ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所)

ASCは獅子座22度。
チャートルーラーは太陽で、牡牛座14度です。
MCは牡牛座16度なので、太陽がほぼMCにあります。
正午であれば、太陽がMCにきますが、11時46分なので、MCの手前ということになります。
1室の星はありませんが、火星が赤緯24度台後半でOOBです。

ファイナル・ディスポジターを見てみると、
牡牛座の金星が強い状態ではありますが、双子座水星、魚座海王星エスケープ(単独で存在する形)になっています。

品位を見てみると、双子座水星(オウンサイン)、牡牛座金星(オウンサイン)、蟹座火星(フォール)、水瓶座土星(オウンサイン)、魚座海王星(オウンサイン)となっていて、10個中4つの星がオウンサインにあります。

火星の位置が特徴的で、赤緯で見るとOOBという力が強い場所にいるのですが、サインは蟹座でフォール(最も低い品位)という、チグハグな形になっています。
水星も双子座入りしましたが、オウンサインしたけど、ディスポジター的には、エスケープする形です。

アスペクトを見てみると、水瓶座土星と牡牛座の太陽がスクエアを形成しています。今年の2月には、牡牛座火星と天王星が、水瓶座の星々と次々にスクエアを形成しましたが、今回は、その時水瓶座にあった星(太陽、金星など)が、土星とスクエアを形成しています。
一般的には、太陽は自我(目指すべき自分)、土星は社会、組織をあらわすとされています。また、スクエア(90度)は、大きな緊張、乗り越えるべき試練があるころを表す度数なるので、自我と社会の間に大きな緊張があること、自我に関して社会や組織に関する試練があること、という解釈ができます。

また太陽とMCはほぼコンジャンクションの位置にあります。MCは社会的な到達点、頂上というような意味ですが、このMCと太陽がコンジャンクションになっているところに、社会や組織をあらわす土星がスクエアを形成するという点でも、かみ合わないイメージができます。

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ComfreakによるPixabayからの画像