クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年1月20日 太陽 水瓶座イングレス時のホロスコープ

1月20日 太陽が水瓶座入り

2021年1月20日5時40分に太陽が水瓶座入りします。

この日は、二十四節気では、大寒という日になります。

 

二十四節気は、太陰暦の暦の「月の始まり」と「月の中間点」で構成されています。

太陽がサインにイングレスする日は、二十四節気の中期になります。

二十四節気と西洋の占星術がつながっているのは面白いな、と思いますが、東洋の占星術では十二支十干を使います。

 24節気 西洋占星術

 

国立天文台の暦を見てみると、「大寒」(中期)→「立春」→「雨水」(中期)となっているので、太陽が魚座にイングレスするのは、2月18日19時44分だな、とわかります。

ちなみに、九星気学では、「立春」が年の始まりになります。2021年の立春は、2月3日23時59分で、六白の年になります。

令和 3年(2021)暦要項 二十四節気および雑節 - 国立天文台暦計算室

 

水瓶座に4星が集中

2021年1月8日に水星が水瓶座入りすると、水瓶座に水星、木星土星が滞在することになり、水瓶座ステリウムがはじまります。

 

水瓶座ステリウムは次のように形成されていきます。

1月 8日 水星が水瓶座入り(3星)

1月20日 太陽が水瓶座入り(4星)

2月 1日 金星が水瓶座入り(5星)

2月18日 太陽が魚座入り(4星)

2月25日 金星が魚座入り(3星)

3月16日 水星が魚座入り(2星)

  

2021年の星の動きの特徴のひとつは、1月~2月の水瓶座ステリウムだと思います。

特に、2月18日の動きは、興味深いものがあります。

 4時11分 土星天王星がスクエア(90度のアスペクト)を形成

19時44分 太陽 魚座入り

 

水瓶座ステリウムの形成と同じ年に、土星(社会・組織)と天王星(変革・革命)のスクエアが3回起きるので、社会に大きな変革が起こる、と読めます。

また、2021年の星の動きは、水瓶座の強調とともに、魚座も強調されている場面が多々あり、2021年を象徴するような星の動きに見えます。

 

2021年1月20日 5時40分(大寒)のホロスコープ

 

f:id:kondatetanaka:20201227105927p:plain

ホロスコープ作成: Star Navigator | ARI 占星学総合研究所

 

アセンダント(ASC)は、山羊座11度

チャート・ルーラー(支配星)は、土星水瓶座4度・1室)です。

1室に5星(金星・冥王星・太陽・土星木星)が集中しています。

OOB天体はありません。

 

ファイナル・ディスポジターを見てみると、

山羊座(金星・冥王星)→土星水瓶座天王星・牡牛座→金星・山羊座土星

水瓶座(太陽・土星木星・水星)→天王星・牡牛座→金星・山羊座土星

となるので、牡牛座天王星山羊座土星水瓶座土星のループになります。

まだ、まとまらない感じがします。

ちょっと先になりますが、2月1日に金星が水瓶座に入ります。

そうすると、水瓶座金星と牡牛座天王星がミューチュアル・レセプションという形になるので、天王星の影響力が大きくなるのかもしれません。

 

2月1日に金星が水瓶座入りし(水瓶座に5星集中(月を含めると6星)、天王星が金星とミューチュアル・レセプションになり、締めに天王星土星のスクエア形成(2月18日)するという流れで、水瓶座天王星の影響が徐々に強まっていく感じがします。 

 

 ① 1室に5星が集中する

 1月7日の火星牡牛座入り(イングレス)のホロスコープでも、1室のステリウムがありましたが、それと共通しているかもしれません。

2021年1月7日 火星牡牛座入りのホロスコープ - クロノスとカイロス

 

1月20日のホロスコープでは、ホロスコープで用いられる10個の星がすべて1室から6室にあり、1室から3室に8星集中していて、4室にある火星と天王星は牡牛座7度でコンジャンクションです。

 

ホロスコープのハウスの位置関係でみると、次のようになります。

1室から6室(私生活に関すること・北半球)

7室から12室(社会生活に関すること・南半球)

10室から3室(自分が主体となって起こる能動的な事柄・東半球)

4室から9室(他人からの働きかけによって起こる受動的な事柄・西半球)

(参考文献: 占星学 新装版 )

 

1室から3室に星が集中しているということは、私生活に関すること、自分が主体的になって起こる能動的な事柄、を意味しているホロスコープだと解釈できます。

「私」「自分」「個」がキーワードかもしれません。

 

② 土星(支配星・1室)・水瓶座4度

 土星はこのホロスコープではチャートルーラー(アセンダントのサインの支配星)になります。また1室にあります。1室にある星は通常力が強いと解釈されます。

水瓶座4度のサビアン・シンボルは「インドのヒーラー」です。

 

sutakuro.com

 

松村潔先生の「サビア占星術」では、インドのヒーラーを「一般的に怪しいイメージだが、会社員的生き方を否定して、自分の実力で生きていこうとする」と解説しておられます。

愛蔵版 サビアン占星術 (エルブックス・シリーズ)

 

「ヒーラー」というと「heal」する人(癒す人)という意味になります。

私は、ヒーラーという言葉から、「癒し」や「救済」をイメージしました。

なぜかというと、2021年5月ごろになると、木星魚座入りします。

木星魚座の副支配星なのですが、支配星の海王星魚座に滞在しています。

つまり、魚座に支配星と副支配星が滞在するようになります。

大変革・大変動(水瓶座ステリウム)のあとの救済(木星海王星魚座滞在)というイメージができます。

 

 

③ 火星と天王星が、牡牛座7度でコンジャンクション

太陽の水瓶座入りで、水瓶座ステリウムが本格的に始まる日に、天王星と火星がコンジャンクションを形成します。

水瓶座の支配星と火星が、固定宮である牡牛座でコンジャクションするというは、激しい変化が起こる前兆とも読めます。

火星・天王星水瓶座木星はスクエアを形成しています。