クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

易経 六十四卦

風山漸

順序を踏んで進む

山の上に高く木がそびえ、雁が水辺を静かに舞う。山上の木は少しずつ伸びる。水が大地をしみわたるように、ゆっくりと誇り高く進もう

 

雷沢帰妹

不幸な結婚をする

湖上に雷鳴がとどろけば、水面は荒れて暗く波立ち、稲妻が水にきらめく。陰と陽とは相交わり、小さな娘が嫁に行く

 

雷火豊

盛運が極まる

稲妻が一瞬きらめていて、雷鳴と共に襲う時には空中に火が散り、エネルギーが満ち溢れる。明確な決断を下す時だ。

 

火山旅

異邦を旅する

はるかかなたの山々に、遠く近く燃え上がる火が見える。旅人は山焼きの火のように風にまかせて異邦を行く。一人で生きる寂しさに耐えよう。

 

巽為風

風に従って進む

星が心に染み入るように、大木が大地に根を張るように、柔軟な態度と優しい思いは、心の隅々にまで入り込み、宇宙の秩序を人々に伝える

 

兌為沢

喜びを分かち合う

心に疑いを持たないものは澄んだ湖のように美しい。かわいい娘は恐れをしらず、友と親しみ言葉を交わす。明るい心から、喜びが生まれる。

 

風水渙

散ったものを集める

冷たい水面に春風が吹き、張りつめた氷がとけて四方に散る風が吹いて水路が開くように、かたくなな態度を改めて心を開き招こう

 

水沢節

節度をもって生きる

湖の水があふれて草木が沈み、底なし沼のように岸辺も明らかではない。ものごとにはそれぞれのきまりがある。限度を超えれば危険が迫る。

 

風沢中孚

まごころを知る

湖上に船を浮かべれば、そよ風を受けて流れるように進む。無心に心を開き風に任せれば、宇宙の果てまでいきつける。人の生きる道は尽きることがない

 

雷山小過

行き過ぎを慎む

山の上に雷鳴がとどろき、あたりにこだましてひびきわたる。天のお告げを身を低くして聞く。すべての行為を慎む時だが、慎みすぎて消極的であってはいけない。

 

水火既済

完成して進展せず

火と水が交わって、混沌のなかから秩序が生まれる。造化の神の仕事が終わり、すべてが完成した時こそ気を許さずに自分を守ろう。

 

 

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