クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2022年4月の星の動き

4月は、2022年の星の動きの中でも、最も特徴的な動きをする月になります。
金星が魚座入りし、金星、木星海王星魚座に滞在するという、かなり珍しい動きになります。

木星・・魚座の副支配星
海王星・・魚座の支配星
金星・・魚座でもっとも品位が高くなる(エグザルテーション)

という三つの星が魚座に滞在し、木星、金星がそれぞれ海王星コンジャンクションを形成し、木星と金星は5月1日に魚座28度でコンジャンクションをつくります。

この魚座が強く強調された月に何が起こるんだろうと、今から注目しています。
下に4月の全体の動きがありますが、この魚座での特徴的な動きだけ抜き出しておきます。

4月6日 0時21分 金星・魚座入り
4月12日 23時47分 木星海王星 コンジャンクション魚座24度)
4月28日 4時12分 金星・海王星コンジャンクション魚座25度)
5月1日 6時15分 金星・木星コンジャンクション魚座28度)

 

サビアンシンボル

魚座24度 人の住んでいる島
魚座25度 聖職の浄化
魚座28度 満月の下の肥沃な庭

 

4月の星の動き

4月1日 15時24分 新月(牡羊座12度)
4月5日 10時52分 火星・土星コンジャンクション水瓶座23度)
4月6日 0時21分 金星・魚座入り
4月11日 11時08分 水星・牡牛座入り
4月12日 23時47分 木星海王星 コンジャンクション魚座24度)
4月15日 12時04分 火星・魚座入り
4月17日 3時55分 満月(天秤座27度)
4月20日 11時24分 太陽・牡牛座入り
4月28日 4時12分 金星・海王星コンジャンクション魚座25度)
4月30日 3時50分 冥王星・逆行開始(山羊座29度)
4月30日 7時27分 水星・双子座入り

 

4月1日新月

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ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所

アセンダントは乙女座10度、MCは双子座8度です。
チャートルーラーは、牡羊座10度の水星になります。

星が山羊座29度の冥王星から牡牛座13度の冥王星の間にすべてあって、5室から9室までの間にある、特徴的なホロスコープです。

OOB天体はありません。

ファイナル・ディスポジターを見てみると、流れは牡牛座天王星に集まっていますが、金星がまだ水瓶座にいるので、水瓶座金星と牡牛座天王星のミューチュアル・レセプションになっています。

金星が魚座に入ると、牡牛座天王星魚座金星ー魚座海王星の流れができて、一気に魚座海王星に流れが変わっていきます。
ファイナル・ディスポジターを決めるのにキーポイントになっている星は金星なのですが、金星がサインを移動するたびに、流れが変わる、という感じになります。

新月は、牡羊座12度です。
目立ったアスペクトはないように見えます。

牡羊座11度のサビアンシンボルは、「国の支配者」です。

松村潔先生の「サビア占星術」によると、「第1、第3、第5グループの奇数のグループは、先鋭的な意味合い」になるのだそうで、「自分の存在しない領域に自分を押し出した牡羊座は、11度(第3グループの最初の度数)で、社会に自分を押し出す」ようになるのですが、この社会に自分を押し出すというのは、社会と妥協しながらやっていくというものではなく、「支配するか支配されるかの関係、両極端の形」をとるのだそうです。

この度数は、社会と個人の関係で、勝つ負けるがはっきり両極端の形で出る度数と解説されていました。

私は「国の支配者」と聞いたときに、ロシアのプーチン大統領を思い起こしたのですが、もしかするとウクライナの戦争でなんらかの進展がある時期になるのかもなあ、とちょっと思いました。

「勝ち負け」がはっきりでる度数ということは覚えておきたいと思います。

個人的には、アセンダント(乙女座10度)の近辺にネイタルの金星があって、MCの近辺にネイタルの月、セレスがあります。
また、牡牛座23度のドラゴンテイルは、ネイタルの火星と合になっています。

 

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step-svetlanaによるPixabayからの画像

 

タロットをやってみました

最近、タロットとの会話を楽しむようにしているのですが、カードに4月の流れを聞いてみました。

 

過去 ペンタクルの7
現在 ソードのペイジ
未来 愚者
アドバイス1 ソードの7
アドバイス2 ペンタクルの5

※すべて正位置

現在・・ソードのペイジ

タロットカード【ソードペイジ】正位置・逆位置の意味|タロットパレット

ソードのペイジのカードの絵柄で、まず目についたのは、空に10羽の鳥がいるところです。解釈のサイトなどを見てみると、「自由、理想、可能性」などの意味合いでしたが、松村潔先生の本では、鳥は霊性、インスピレーションの象徴と解釈されることが多いです。
この占いのことを指しているのかもと思いました。

立ち上る雲、起伏の激しい丘は、「不安定な状況」を表していて、ペイジ(従者)は、周囲を見張っています。この絵柄の解釈は、「冷静な判断力」「警戒心」などでした。

 

過去・・ペンタクルの7

タロットカード【ペンタクル7】正位置・逆位置の意味|タロットパレット

絵柄のイメージは、目の前に収穫物があるけど、その前には、もうなんか疲れたなあ、という感じの人が立っているカードです。

まず、7という数字から、一つの節目であることをしめしていて、絵柄の収穫物が7つあることから、これまでの成果がある程度あがっていることを示しています。
しかし、その前に立っている人は、まだまだ満足できない、「現状への不満を抱えていそうに見えます」

 

未来・・愚者

タロットカード【0:愚者】意味と解釈|恋愛・仕事・悩み別|タロットパレット

カードの流れをみると、
ペンタクルの7・・うかない顔の人
ソードのペイジ・・周囲を見張っている人
愚者・・喜んでいる人

というふうになっていて、過去から未来に向けてよくなっていくような暗示に見えます。

 

アドバイス1・・ソードの7

タロットカード【ソード7】正位置・逆位置の意味|タロットパレット

カードには、7本の剣のうち、5本を持ち去る男がいます。

カードの解釈では、剣・・風のエレメント・・情報、思考を意味していて、それの使い手であることを示しているのだそうです。

7は一つの周期であることから、情報、思考に関して節目になっている可能性もあります。「策略」「要領の良さ」「機転」という意味合いになります。

 

アドバイス2・・ペンタクルの5

タロットカード【ペンタクル5】正位置・逆位置の意味|タロットパレット

絵柄からは、貧しさやケガをしている人がいます。

解説では、5は、安定を意味する4から一つ増えた数字で、不安定、自由などを意味しているとあります。

意味としては、積極的に解釈すると、失うことで初心に帰る、という意味合いで、私はこれを寄進という意味合いで解釈しました。