8月20日から、天王星が逆行を開始します。
天王星が牡牛座に入った日(2011年3月11日)に、東北大震災があったことは占星術界隈ではわりと有名ですが、天王星が牡牛座にあると必ず地震が起こる、というわけではありません。
ただ、牡牛座は土のサインで、土地とか動かないものも表象することがあるので、そこに大きな変革を表す天王星が入ると、「地震」という解釈ができるのかもしれません。
8月20日は、「私が見た未来」という予知夢の漫画では、富士山が噴火すると予言されている日で、占いや夢の研究をしている私としては、もしかしたら・・という気持ちで見ています。
世界的な規模で、マグニチュード7以上の大きな地震がここ1か月で起きています。
〈直近の地震〉
— 天体位相研究カルデア《占星術つぶやきメモ》 (@pneuma_2007) 2021年8月15日
7/29 アラスカ沖M8.2
8/12 フィリピン南東沿岸M7.1
8/13 サウスサンドウィッチ諸島M8.1
8/14 アラスカ沖M6.9
8/14 ハイチM7.2
〈火山〉
8/13 福徳岡ノ場で海底噴火 噴煙が成層圏に達する。
8/14 西之島でも噴火を確認。
何冊か秘教的な本やトランスパーソナル心理学の本も読んだのですが、神秘主義の考え方は、世の中がいくつかの層でできていて、人間が認識することができるのは、可視光線で見える世界だけで、その外の層は人間は認識できない、というものです。
もしかしたら、予知夢というものあるのかもしれません。ただ、予知夢が存在するとすれば、すでに将来は存在している、ということになります。
一説には、このいくつかの層には過去、現在、未来というものはなく、時間に支配されている人間は、この層を体験するときに、過去、現在、未来という流れでしか体験できないというものもあるようです。
では、ホロスコープ(8月20日10時55分・東京・プラシーダス)です。
ASCは、蠍座9度。MCは獅子座15度。
チャートルーラーは山羊座25度の冥王星です。
1室に星はありません。月がOOBになっています。
ファイナル・ディスポジターは、天秤座金星、乙女座水星です。魚座海王星は単独である形です。
ASCは蠍座で、支配星は冥王星ですが、副支配星は火星です。
その蠍座に関係のある冥王星は月とコンジャンクション、火星は水星とコンジャンクションになっているのが目立つホロスコープです。
コンジャンクションしている山羊座月は、品位はデトリメントですが、OOBになっています。一方、水星は、乙女座にあって、品位が12サイン中最も高い状態になっています。
アスペクトを見てみると、逆行を開始する天王星は、火星とトラインを形成しています。火星と天王星のアスペクトは「突発的な出来事やアクシデント」と解釈されることが多いようです。
また、天王星は水星ともトラインを形成していて、天王星と水星のアスペクトは、「突飛なアイデア」などと解釈されます。
天王星のある牡牛座15度のサビサンシンボルは、「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」で、地震や噴火を予感させるようなシンボルでもないような気もします。
どちらにしても、大雨、コロナなど、不穏な動きが多いので、一定程度の備えは必要な時期なのかもしれません。