7月30日に、火星が乙女座入りします。
この前後の星の動きを細かく見てみると、
7月28日 水星獅子座イングレス、逆行木星水瓶座イングレス
7月30日 逆行木星(水瓶座30度)と火星(獅子座30度)がオポジション
7月30日 火星が乙女座イングレス
8月1日 太陽と水星がコンジャンクション(獅子座10度)
8月2日 太陽(獅子座11度)と逆行土星(水瓶座11度)がオポジション
8月2日 水星(獅子座11度)と逆行土星(水瓶座11度)がオポジション
赤字が獅子座、青字が水瓶座に関係する動きです。
この動きをみると、獅子座と水瓶座の動きが顕著で、強調されている動きと言えます。
7月30日の火星の乙女座入りは、この獅子座・水瓶座のポラリティの強調の中の流れととらえることができます。
では、(2021年7月30日 5時31分・東京・プラシーダス)のホロスコープを見てみましょう。
ASCは獅子座15度。MCは牡牛座8度。
チャートルーラーは太陽で、獅子座7度にあります。
1室には火星があって、乙女座1度にあります。
OOB天体はありません。
ファイナルディスポジターは獅子座太陽で、魚座の海王星だけが単独で流れに入らない動きになっています。
このホロスコープで目立つ星は、ファイナルディスポジターで、チャートルーラーの太陽と言ってもいいかもしれません。
7月28日に水星が獅子座入りして、ファイナルディスポジターになる動きになったわけですが、その2日後には、火星は太陽が支配する獅子座から移動する流れで、あいかわらず火星は主要な動きから逃げるような感じをうけます。
火星は、土星と天王星がスクエアを形成するときにはそのアスペクトに絡む位置にあるのが興味深いところです。
アスペクトは、木星ー火星のオポジション、太陽・水星のコンジャンクション、太陽ー土星、水星ー土星のオポジションなどがあります。
サビアンシンボルを見てみると、獅子座7度は「空の星座」です。
6月、7月と「月」の影響力が大きいホロスコープが続いていたように思いますが、その影響力が薄れ、太陽の影響力が大きくなりました。
サビアンシンボルの「空の星座」は、普遍的で変わらないものを表していると考えられ、日ごとに満ち欠けする不安定な月とは対照的です。
蟹座の支配星は月ですが、獅子座の支配星は太陽で、太陽は「動かないもの、普遍的な価値の象徴」とも考えられます。
今回の流れで強調されている「獅子座ー水瓶座」のポラリティーは、「普遍性、時代を超越して認められる価値」というよう意味を持っているのかもしれません。
ちなみに、私の出生図とトランシットを重ねてみると、カイロンを含んでですが、グランドセクスタイルが形成されています。
RegalShaveによるPixabayからの画像