クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年4月の星の動き

4月1日時点での惑星の位置

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ホロスコープは、2021年4月1日・東京・プラシーダスで作成しました。)

太陽 牡羊座(エグザルテーション)
水星 魚座 (デトリメント・フォール)
金星 牡羊座(デトリメント)
火星 双子座
木星 水瓶座
土星 水瓶座(オウンサイン)
天王星 牡牛座
海王星 魚座(オウンサイン)
冥王星 山羊座

品位の順は、エグザルテーション>ドミサイル(オウンサイン)>デトリメント>フォールになります。

4月1日時点では、逆行している星がありません。
4月1日には、太陽、金星が牡羊座に滞在しているので、火のエレメントに星がある状態ですが、4月半ばに両方の星が牡羊座から牡牛座に移動し、水星も約2週間で牡羊座を通り抜けるため、再度、火のエレメントに星がない状態になります。
4月23日に火星が蟹座に入ります。火星の品位はフォール(一番低い品位)になります。
4月28日に冥王星が逆行を始めます。全天体順行の期間が終わります。

4月の星の動き

4月 4日 12時38分 水星・牡羊座入り
4月 4日 19時 2分 下弦の月
4月 4日 22時35分 清明二十四節気
4月12日 11時31分 牡羊座23度・新月
4月15日  3時22分 金星・牡牛座入り
4月19日 19時27分 水星・牡牛座入り 
4月20日  5時33分 太陽・牡牛座入り(穀雨二十四節気
4月20日 15時59分 上弦の月
4月23日 20時51分 火星・蟹座入り
4月27日 12時32分 蠍座8度・満月
4月28日  4時55分 冥王星・逆行開始(山羊座26度48分から)

作成の際に参考にさせていただいたサイト
天体運行リスト~目次~ – 葉月綾乃の占星術ブログ
国立天文台 天文情報センター 暦計算室
ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単♪運勢も診断できる。
ありがとうございます。

 

4月の星の動きの特徴

① 水星が魚座から抜ける

水星は魚座では、品位(エッセンシャル・ディグニティー)が低い状態になりますが、4月4日に牡羊座に移動します。
1月31日~2月21水瓶座での逆行終了、3月16日魚座入り、と水星には、あまりよい動きではなかったですが、その時期が終わります。
太陽、月、ASC(アセンダント)が、双子座、乙女座の方、水星が1室にある方は本調子を取り戻せる時期になります。

② 金星、水星、太陽が牡牛座に入る

4月15日には金星が牡牛座(オウンサイン)に入り、19日には水星、20日には太陽がそれぞれ牡牛座に移動します。
3月の半ばから、4月の半ばにかけて、太陽、水星、金星が牡羊座に滞在するため、火のエレメントに星がある状態になっていましたが、3つの星が牡牛座に移動することで、再度、火のエレメントに星がない状態になります。

不動宮(フィクスド・サイン:牡牛座、獅子座、蠍座水瓶座)に、6つの星(太陽、水星、金星、木星土星天王星)が滞在します。

太陽、水星、金星は、それぞれ牡牛座天王星オポジションを形成した後、土星とスクエアを形成します。
今年の星の動きの特徴である、土星天王星のスクエアを連想とさせる動きです。
2021年は、土星天王星のスクエアが3回起きますが、天王星が品位が低く、土星が品位が高い状態です。
通常、外側の惑星が内側の惑星に影響を与えると考えるので、天王星土星に影響を与える、と解釈するのですが、土星天王星とも不動宮にあること、土星天王星の品位の違いから、天王星が何度も土星に挑戦するというイメージが思い浮かびます。
「とても固い岩を何回も叩きつけて割る」という感じです。
石井ゆかり先生の「筋トレ週報」では、エクスカリバー(岩から剣を抜く)と表現されていました。

③ 全天体順行がおわる

2月21日に水星が順行に転じてから、全天体順行でしたが、4月28日に冥王星が逆行を始めます。全天体順行の時期が終わります。

 

星の偏りが極まり、そこからまた分散する

ホロスコープを定期的に作っていると、今年の初めぐらいから、星の位置が一カ所に固まっているな、という印象を持ちます。

(2020年12月22日3時21分 グレート・コンジャンクション

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これは、2020年12月22日のグレート・コンジャンクションホロスコープです。
このホロスコープでも、星が射手座8度から牡牛座7度の範囲(149度の範囲)に固まっています。

さらに見ていくと、1月9日の金星・山羊座入り(イングレス図)では、山羊座1度から牡牛座7度の間(127度の範囲)にあります。※動きが大きい月は除いて見ています。

(2021年1月9日0時39分 金星・山羊座イングレス)

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金星と冥王星山羊座コンジャンクション時のホロスコープでは、山羊座26度の金星・冥王星から、牡牛座11度の火星の間(104度の範囲)に月以外の9つの星が集まっている。

(2021年1月29日1時15分 金星・冥王星コンジャンクション

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 ここからは、火星が天王星を追い抜いていく形になり、火星ー冥王星の間に星が入る、という形に変わっていきます。

この流れから、1月29日前後に星が最も集中し、そこからまた星のある範囲が広がる、という流れが起きています。

牡牛座天王星ー射手座・山羊座金星の間に星が挟まれる形から、牡牛座火星ー山羊座冥王星の間に星が挟まれる形に変化も起きています。

 

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MasterTuxによるPixabayからの画像