クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年9月23日 太陽・天秤座入り(秋分)

2021年も秋分を迎えました。
四季の区切りでは、春分夏至秋分冬至がありますが、冬至を年の終わりの時期ととられると、今年も4分の3が終わったことになります。

2021年は、夏場に2週間以上雨の日が続くという、これまでに経験したことがないような年でした。
私の記憶では、1993年も異常気象の年で、8月に長雨が降り、梅雨明け宣言が取り消されるという年で、コメの出来が悪く、タイからコメを輸入する事態になった年です。
次の1994年は、猛暑になったようです。

1993年米騒動 - Wikipedia

1994年の猛暑 (日本) - Wikipedia

今年は、電気代がものすごく安かったので、冷夏なんじゃないかと思いますが、農作物の値段がどうなるかが少し気になります。

前置きが長くなってしまいましたが、2021年の秋分図を見てみましょう。
(2021年9月23日・4時21分・東京・プラシーダス)のホロスコープです。

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ASCは乙女座15度。MCは双子座14度です。
チャートルーラーは天秤座25度にある水星です。
1室に太陽(天秤座1度)と火星(天秤座6度)があります。
OOB天体はありません。

ファイナル・ディスポジターは蠍座14度の金星になります。
魚座22度の海王星だけは単独に存在する形になっています。

アスペクトを見てみると、25度近辺に星が多い印象と15度近辺にも特徴がありそうです。
詳しく見てみると、

① 月・牡羊座22度、水星・天秤座25度、冥王星山羊座25度、木星水瓶座25度、海王星魚座22度というグループ

② 天王星・牡牛座15度、MC・双子座14度、ASC・乙女座15度、金星・蠍座14度のグループ

③ 天秤座6度の火星、水瓶座8度の土星のグループ

 

①のグループでは、水星と月がオポジション、それぞれに冥王星がスクエアの位置にあります。水星と月のオポジションに対して

木星は調停する位置(水星とトライン)、海王星はインコンジャクトの位置にあります。

月ー水星は、感情のと知性/水星-冥王星は、究極的な知、真実を洞察する/月-冥王星は、究極的な感情/水星ー木星は、知性の拡大/水星ー海王星は、詩的な表現、というような意味合いになりそうです。

アスペクトで解釈していくと、

・理性的に考えればわかることだが、心情的に受け入れられないことがある
・理性的な考えからも、心情的なものからも、受け入れられないような真実がある
・心情的な葛藤に対して、もっとよく知ることが理解につながる
・理性的なものと、直感的なものとが相いれない状況になる

という解釈ができそうです。
チャートルーラーが天秤座の水星であることからも、「知性」が一つの焦点になりそうで、それと対立する感情や直感、霊感という意味になるアスペクトだと思います。
水星が月や海王星と対立する構図のホロスコープが今年は多いような気がします。

 

②では、牡牛座・天王星(品位がフォール)と蠍座・金星(品位がデトリメント)がオポジションを形成します。
幸福感や美的感覚、豊かさの衝突的な転換という意味合いになりそうです。
ASCと金星、天王星は親和的な位置になりますが、MCとは不調和な位置になります。
幸福感の転換が、社会的には相いれないものである一方で、自己イメージとしては親和的という意味合いになります。

例えば、化石燃料の使用をやめるといような、経済的な大転換のような出来事が起こったとして、社会としてはそれは都合の悪いものだが、自己イメージとしてはそれはそれでいいのではないか、というような解釈です。

 

③では、火星と土星が風のトラインを形成します。
水瓶座土星(オウンサイン)は、公正や公平を意味していて、それに天秤座の火星(デトリメント)が協力するイメージです。

 

サビアンシンボルを見てみると、チャートルーラーの水星は、天秤座25度「秋の葉の象徴が伝える情報」、ファイナル・ディスポジターの金星は、蠍座14度「仕事をしている電話接続士」です。

どちらも、何かの情報を伝えることに関係したサビアンシンボルになります。
情報伝達といえば、水星を思い起こしますが、27日からは水星は、天秤座26度からの逆行になります。

 

 

sutakuro.com

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Hervé LagrangeによるPixabayからの画像

 

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