クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2022年3月の星の動き

 

3月1日(0時0分・東京・プラシーダス)のホロスコープです。

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天王星以外の星が山羊座から魚座に集まっていて、とても印象的なホロスコープです。

 

それぞれの星の位置を確認しておくと、

太陽:魚座
水星:水瓶座
金星:山羊座
火星:山羊座(エグザルテーション)
木星魚座(オウンサイン)
土星水瓶座(オウンサイン)
天王星:牡牛座(フォール)
海王星魚座(オウンサイン)
冥王星山羊座

全星順行中です。

 

3月の星の動き

3月 3日  2時35分 新月魚座13度)
3月 3日 17時40分 冥王星・金星 コンジャンクション山羊座28度)
3月 4日  2時59分 冥王星・火星 コンジャンクション山羊座28度)
3月 5日 23時 6分 木星・太陽 コンジャンクション魚座15度)
3月 6日 15時24分 火星・水瓶座入り
3月 6日 15時37分 金星・水瓶座入り
3月 6日 16時54分 火星・金星 コンジャンクション水瓶座1度)
3月10日 10時32分 水星・魚座入り
3月13日 20時44分 海王星・太陽 コンジャンクション魚座23度)
3月18日 16時18分 満月(乙女座28度)
3月21日  0時33分 太陽・牡羊座入り(春分
3月27日 16時41分 水星・牡羊座入り

 

金星と火星がコンジャンクションしながら水瓶座に移動

3月はいよいよ金星と火星がコンジャンクションを継続しながら山羊座から水瓶座に移動するという珍しい動きが起こります。

金星と火星は2月16日に一回コンジャンクションしています。
このコンジャンクションの動きも特徴的で、火星が金星を追い抜かす形で起きます。
通常は金星のほうが早く動くのですが、金星は1月29日に順行に戻ったばかりなので、動きが不安定で、火星に追い抜かされる動きになっています。

その後半月ほど、金星と火星はほぼコンジャンクションをつくりながら運行しますが、3月6日に水瓶座にほぼ同時に移動したあと、今度は金星が火星を追い抜かす形でコンジャンクションができます。

複数回コンジャンクションが起こる場合はだいたい順行、逆行、順行の形で起きるのですが、両方とも順行しながら2回コンジャンクションする、という動き自体が珍しいです。

しかも、金星と火星がコンジャンクションする位置が水瓶座1度で、2020年12月に木星土星がグレートコンジャンクションをつくった位置と同じ位置で起こります。
その少し前に、金星と火星が冥王星ともコンジャンクションしています。
3月のもっとも注目される星の動きになります。

金星と火星の動きの主なものを抜き出しておきました。

3月3日 17時40分 冥王星・金星 コンジャンクション山羊座28度)
3月4日  2時59分 冥王星・火星 コンジャンクション山羊座28度)
3月6日 15時24分 火星・水瓶座入り
3月6日 15時37分 金星・水瓶座入り
3月6日 16時54分 火星・金星 コンジャンクション水瓶座1度)

 

3月21日(0時33分)春分

3月21日未明に太陽が牡羊座に入ります。占星術的な意味でのお正月になります。

 

新月・満月

3月3日(2時35分)は、魚座新月になります。
今回の新月コンジャンクションが多いです。

 

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まず、新月魚座13度に、太陽、月、木星があります。
これが牡牛座天王星セクスタイルになっています。

次に、山羊座28度で、金星、火星、冥王星コンジャンクションです。
これはオーブなしのコンジャクションで、しかも1室にあるので、強力に見えます。

そして、水瓶座土星と水星です。

コンジャンクションを作っていないのは、天王星海王星だけ、というすごい形になっています。

小惑星を表示してみてみると、金星、火星、冥王星のコンジャクションは、ほかにも小惑星のヴェスタとコンジャクションしています。

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Alexander GresbekによるPixabayからの画像

 

 

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核兵器と水瓶座冥王星

繰り返し核兵器に言及するプーチン大統領

最近、ウクライナ情勢が緊迫化しているというニュースをよく見かけます。

ことの経緯は2014年のクリミア危機にさかのぼるのですが、話を簡単にすると、ウクライナには、経済を優先してEUに入って西側の仲間入りしたいという勢力と、もともとのロシア勢力圏にとどまりたいという勢力があって、その紛争が拡大して、それにロシアやEU、アメリカがそれぞれの勢力を支援する、という流れがあるようです。

ja.wikipedia.org

 

この2014年のクリミア危機のあとにプーチン大統領は、「核使用を本気で検討した」とインタビューで答えています。

www.cnn.co.jp

 

最近のニュースでも、プーチン大統領核兵器の使用について言及しているようです。

news.yahoo.co.jp

 

2018年のニュースでも、このようなものがありました。

プーチン大統領は1つのシステムについて、「探知されにくい低空飛の巡航ミサイルは(中略)ほぼ無制限の射程距離に核弾頭を運ぶ。飛行経路は予想不可能で、何十もの迎撃システムをかいくぐることができ、既存のあらゆる防衛システムに対して、そしておそらく未来の防衛システムに対しても『無敵』だ」と語った。
出典:BBCニュース

www.bbc.com

 

北朝鮮も、低空の軌道で飛ぶミサイルや、大陸間弾道ミサイルICBM)の実験を繰り返し行っているところを見ると、このプーチン大統領の発言と同じようなことを行っているように見えます。

経済力や軍事力では、ロシア、中国、北朝鮮などの国はアメリカやEUにはかないませんが、核使用を含めれば対抗できると考えているのかもしれません。

 

2023年3月に冥王星水瓶座入り

ここで占星術の話に戻したいと思います。

2023年3月24日に、冥王星水瓶座に入ります。その後逆行して山羊座に戻ったり、水瓶座に入ったりという動きを繰り返して、完全に水瓶座入りするのが2025年5月5日です。

まず、冥王星が移動する水瓶座の支配星は、天王星です。
天王星の守護神はウラノスという神で、土星の守護神クロノスの父親です。
ちなみに、ウランという放射性物質がありますが、これは、天王星が発見されたのと同時期に発見されたので、天王星の守護神ウラノスにちなんで、「ウラン」という名前を付けているのだそうです。

ウラン - Wikipedia

 

そして、冥王星です。
冥王星の記号は、 というもので、これはPとLを組み合わせものです。
PとLは冥王星の守護神プルトーにちなんだもので、このプルトーにちなんで名づけられた放射性物質プルトニウムです。
ちなみに、プルトーは、ギリシャ神話のハデスと同一と考えられています。

こう見てみると、水瓶座冥王星も、両方とも核物質の名前と共通しているところが興味深いですが、もしかして・・・・と思いました。

占星術的には、この星の動きから、核物質や、核兵器が連想できます。

このミサイル開発や、ウクライナ紛争、米ロ、米中の対立はもしかすると、最終的には核戦争に行き着くのかもしれません。

 

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SpaceX-ImageryによるPixabayからの画像

星がOOBになる時期(2022年)

2022年1月から12月で、星がOOB(±23.26度以上)になる時期を調べました。
赤緯はその日の0時0分のもので、その前後1日もOOBになっている時間帯があります。
月は、OOBになる時期がかなりあるので、省略してあります。

対象となる天体:月、水星、金星、火星、木星天王星冥王星

 

 

水星

OOB入 7月7日(+23度32分)
最高度 7月10日(+23度45分)
OOB出 7月13日(+23度34分)

OOB入 11月24日(-23度28分)
最高度 12月8日(-25度43分)
OOB出 12月22日(-23度28分)

 

金星

OOB入 12月2日(-23度27分)
最高度 12月13日(-24度13分)
OOB出 12月24日(-23度29分)

 

火星

OOB入 1月13日(-23度26分)
最高度 1月28日(-23度51分)
OOB出 2月11日(-23度26分)

木星

なし

 

天王星

なし

 

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2022年2月1日 水瓶座・新月のホロスコープ

2022年の年運

テレビなどで時々星座別の年運の特集をやっていたりします。
私が見た占いの話なのですが、1位が魚座でした。
2022年は魚座木星海王星が滞在するということで、魚座が強調される年になります。また、4月には魚座でエグザルテーションになる金星も魚座に入ります
2022年前半はまさに魚座に焦点があたる時期になっています。

ちなみに、2位、3位は、蟹座、蠍座で水のサインが入っていました。
金星、木星海王星、水のサインが強調される時期になります。

一番年運が悪いのが獅子座になっていましたが、これ魚座とインコンジャクト(150度)の位置で、土星が滞在する水瓶座オポジションになるからだと思います。

 

2月1日(14時46分)・水瓶座新月

2月1日は水瓶座新月になります。

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ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所

新月は、水瓶座13度です。

ASCは蟹座14度、MCは魚座28度です。
チャートルーラーは月で、水瓶座13度。
今回の新月は、ASCが蟹座なので、新月がチャートルーラーになっています。

火星(山羊座6度)がOOBになっています。
火星は山羊座でエグザルテーションで、しかもOOBなので力が強そうです。

ファイナル・ディスポジターを見てみると、山羊座金星-水瓶座土星-牡牛座天王星の流れはまだ変わっていません。

新月土星と重なっているとか、天王星とスクエアになっているというのもあるみたいです。

 

ホラリー占星術のやり方で見てみると

今回は、趣向を変えて、ホラリー占星術のやり方で、水瓶座月の動きを見てみました。
(詳しいやり方は、いけだ笑み先生の「ホラリー占星術」という本に書いてあります。中上級者向けの本です。ホラリー占星術の本の中では一番お勧めできる本です。)

 

月が水瓶座に入るのは、1月31日の18時44分で、ホロスコープが次のようになっています。

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度数だけで見てみると、
5度 火星
8度 木星
11度 天王星
12度 金星
12度 太陽
16度 土星
22度 海王星
26度 水星
27度 冥王星
となっています。

このうち、セミセクスタイル(30度)やインコンジャクト(150度)は、いわゆる見えない場所になるので、アスペクトから外してみてみます。
今回は山羊座魚座に星が集中していますが、水瓶座からはセミセクスタイルの位置になります。

なので、月がアスペクトを作る星は、次のようになります。

11度 牡牛座天王星(スクエア)
12度 水瓶座太陽(コンジャンクション
16度 水瓶座土星コンジャンクション

つまり、水瓶座の月がアスペクトをとる星は、この三つだけだ、ということになります。

先日、ブログでご紹介したトランスファー・オブ・ライトの見方で見ると、月は天王星の光を太陽に私、そのあと土星に太陽の光を運ぶということになります。

今回は、新月の直前にブログを作っているので、ほかの占い師の方の新月の記事を読んだりした後につくっていますが、新月天王星とスクエア(オーブ1度)になっていて、その光を土星に届けることから、社会の変革や組織の変革の意味合いで解釈している方が多いように思いました。

 

サビア占星術

水瓶座13度は、「バロメーター」というシンボルになります。
バロメーターは何かを計測していることから、動的なものに対する「観察」や「変化」などを表していると考えられます。

また、OOBでエグザルテーションになっている火星は山羊座6度です。
山羊座6度は「暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太」というものです。
松村潔先生の「サビア占星術」という本によると、この10本の丸太とは4度(大きなカヌーに乗りこむ一団)で、敵陣に乗りこんで戦ったインディアンの死体かもしれない、としています。
さらに、「結束を作り出すには、犠牲となるものが必要」とされていて、結束を作り出すための自己犠牲という解釈もあるようです。

 

 

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2022年2月の星の動き

 

2月1日(0時0分・東京・プラシーダス)のホロスコープです。

 

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それぞれの星の位置を確認しておくと、

太陽:水瓶座
水星:山羊座・逆行
金星:山羊座
火星:山羊座(エグザルテーション)
木星魚座(オウンサイン)
土星水瓶座(オウンサイン)
天王星:牡牛座(フォール)
海王星魚座(オウンサイン)
冥王星山羊座

山羊座に4つの星が集中しています。
3月は金星と火星がコンジャンクションをつくりながら、山羊座から水瓶座に移動します。また4月になると、金星、木星海王星という魚座の支配星と副支配星、イグザルテーションになる星が同時に滞在する時間帯になります。

3月、4月はかなり特徴的な動きがある時期なのですが、2月はその前触れの時期になりそうです。

 

2月の星の動き

2月 1日 14時46分 新月水瓶座13度
2月 4日  7時17分 水星・順行開始(山羊座25度)
2月15日  6時53分 水星・水瓶座に入る
2月17日  1時57分 満月・獅子座28度
2月19日  1時43分 太陽・魚座に入る

2月4日に水星が順行になり、全天体順行になります。(4月30日まで)
1月14日から逆行していた水星が順行になります。
2月4日から冥王星が逆行をはじめる4月30日までは、全天体順行の期間になります。

2月16日に金星と火星が1回目のコンジャンクションになります。

金星は、通常火星よりも動きが速いので、金星と火星が両方とも順行であれば、金星が一気に火星を追い抜かすという動きになります。
ただ、2月の金星は、1月29日に順行になったばかりで、動きが火星よりも遅いため、金星が火星に追い抜かされる、という珍しい動きになります。

金星が本格的に順行になると、今度は金星が火星を追い抜かすため、3月6日に金星と火星が同時に水瓶座入りしたあとに、金星と火星のコンジャンクションが起こります。

実際にホロスコープを見るとわかるのですが、2月16日から3月6日ぐらいまで、金星は火星とほぼコンジャンクションをつくった状態が半月ほど続きます。

かなり珍しい動きだと思います。

また、金星と火星のアスペクトに注目すると、
2月24日 火星と海王星セクスタイル山羊座魚座23度)
2月25日 金星と海王星セクスタイル山羊座魚座23度)
というアスペクトもあります。
4月の金星の魚座入りも想起されるような動きです。

 

新月・満月

2月1日(14時46分)は、水瓶座13度で満月です。
アセンダントは蟹座14度、MCは魚座28度です。
星が7室から9室の間に集中しています。
また山羊座の火星が、OOBになっていて、かなり強い印象になります。

ファイナル・ディスポジターを見てみると、山羊座金星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星の形があり、これは先月と変化していません。

先月の星の動きには書いていなかったのですが、1月18日に、ドラゴンヘッドが牡牛座に移動しています。

個人的な話になりますが、私のドラゴンヘッド蠍座28度)に、ドランゴンテイルに重なっています。また、私のホロスコープのMC(双子座3度)にあるセレスがドラゴンヘッドコンジャンクションになっています。

アセンダント付近にリリス(月の遠地点)があるのも目立ちます。

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ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所


2月17日(1時57分)は、獅子座の満月になります。
アセンダントは射手座15度、MCは天秤座1度です。
新月図と同じで、山羊座火星(イグザルテーション)がOOBになっています。

ファイナル・ディスポジターも金星が山羊座にあるので、まだ変化はありません。

満月図でみると、今度はディセンダント付近にリリス(月の遠地点)があります。

 

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