クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

令和が始まった時のホロスコープ

今年は令和2年です。 令和は2019年5月1日から始まりました。

202009210132120307312519.png 2019年5月1日のホロスコープ(東京・プラシーダス)です。

ASCは獅子座22度、ルーラーは太陽で、9室の牡牛座11度です。

1ハウスに惑星はないですが、火星が赤緯24°15′で、OOBです。

 

ファイナルディスポジターを見てみると、 双子座火星と牡羊座水星が、ミューチュアル・レセプションの関係になっていて、しかも、正確にセクスタイルの位置にあります。

この火星・水星のグループに、牡牛座太陽・天王星牡羊座金星がついてくるので、5星です。 あとは、魚座海王星魚座月、山羊座土星山羊座冥王星で、2星ずつ。

射手座木星エスケープです。

 

ここまで見てみると、やっぱり双子座火星が強い感じのホロスコープです。

火星を中心に見てみると、山羊座21度の土星とインコンジャクト、蟹座21度のドラゴンヘッドとはセミセクスタイルの位置になります。 土星とドラゴンテイルは、コンジャクトしています。

 

① 双子座火星がOOB(アウト・オブ・バウンス)

OOB(アウト・オブ・バウンス)の惑星は、規格外の力を持つといわれています。 双子座の火星は、「情報を武器に戦う」という解釈ができます。

双子座は風のサインで、火星は戦う力を表すので、いろいろと動きまわり、一か所にじっとしていないイメージです。 火星の日を双子座の風がおあるイメージです。

2020年12月22日には、風のサインで、グレートコンジャクションが起こります。 あるいは、戦いの時代になることを暗示しているのかもしれません。

占星術の火星で占う、あなたの性格(戦う力)!

 

 

② 双子座火星と牡羊座水星が21度でセクスタイル

火星と水星のアスペクトは、「攻撃的な知力」を意味するようです。 実務能力に秀でているという意味もあるようです。

「水星」と「火星」のアスペクト!~占星術的な意味~

 

双子座21度は「労働者のデモ」、牡羊座21度は「リングにあがる剣闘士」で、戦いや争乱のイメージがあります。 2020年5月23日の双子座新月では、双子座21度で、金星と水星がコンジャクトし、金星・水星ともにOOBで、ASCは牡羊座24°でした。 この時期に、「BLACK LIVES MATTER」という抗議運動に発展する元の暴動やデモが発生しはじめています。

今後も、攻撃的な知性を表すような争乱的なことが続いていきそうな感じです。

 

 

③ 双子座火星(ミューチュアル・レセプション)と山羊座土星がインコンジャクト

インコンジャクト(150°のアスペクト)は、「予想外」や「かみ合わない」というイメージの形です。 火星はミューチュアル・レセプションなので、力が強いと考えられ、山羊座土星も、ドミサイルなので、力が強そうです。

山羊座土星は、組織・社会などを表していて、攻撃的な知性とかみ合わない形と解釈できます。 ただ、オポジションの形ではないので、全面対決、というようなものではなくて、あくまで「予想外の攻撃」「かみ合わないさ」という感じになりそうです。

 

 

④ 牡羊座水星(ミューチュアル・レセプション)と山羊座土星がスクエア

牡羊座水星は、「直観」「シャープ」「即断・即決」というイメージです。 水星と土星アスペクトは「実用的な知性」という意味になりそうですが、これがスクエアなので、学習の停滞や、実用的な知識が活用されない、というような解釈になりそうです。

 

 

まとめると、

① 情報を武器に戦う、動き回る。変化の時代

② 攻撃的な知性、情報、実務

③ 社会や組織と、情報や知性がかみ合わない

④ 実用的な知識が活用されない

 

というような時代になりそうです。