クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

年が変わる時期

あまり芸能に興味がないのですが、年末になって、ジャニーズ系の芸能人の結婚が相次いでいるようです。
正直、結婚がうまくいくかどうかなんて当人同士の問題なので、他人が口出すようなことでもないのですが、私の場合は占術上の意味で少し興味を持ちました。

現在は金星逆行中で、一般的には婚約や結婚などにはよくない時期とされています。

香取慎吾さんのニュースを見てみると、交際期間が25年以上だったそうで、どういう生活をしているかは別として、ある意味で、すでに結婚していて、法律上の「結婚」という形を整えただけにすぎないのかもしれません。
とすると、金星逆行の影響は?といろいろ考えさせられました。

香取慎吾さんの生年月日は1977年1月31日です。出生時間はわかりませんので、ハウスはあてになりませんが。プログレスとソーラーアークホロスコープを作ってみました。

まずは、プログレスです。2021年12月28日で作成しました。

f:id:kondatetanaka:20211230164752p:plain

ネイタル金星(魚座28度)にプログレスの太陽(魚座27度)と水星(魚座28度)がコンジャンクションしています。

一般的に、太陽と金星のアスペクトは「結婚のアスペクト」とされていて、ここではぴったり当たっていることになります。

プログレスの金星(牡羊座25度)は、ネイタルの火星(山羊座23度)とスクエアになっています。山羊座で火星はエグザルテーションという高い品位になっていますが、さらに火星が支配する牡羊座にある金星にアスペクトを作っています。
金星と火星のアスペクトも男女関係を連想させるアスペクトです。

プログレスは1日1年法という方法で、星があまり動かないので、太陽と金星がコンジャンクションをつくるとか、金星と火星がスクエアをつくる、という動き自体が一生に一回あるかないかのことです。

プログレスで見る限り、この結婚は法律上の形を整えるような形式的な意味合いのものではないように見えます。

 

次はソーラーアークを見てみました。

f:id:kondatetanaka:20211230165542p:plain

まず、太陽はプログレスと同じ位置になるので、太陽と金星はコンジャンクションをつくっています。
このネイタル金星に対してアスペクトしている星があって、オポジションの位置にある土星(乙女座30度)とトラインの位置にある冥王星蠍座30度)です。
太陽という中心的な星と同時に、土星冥王星という強い意味の星が金星にアスペクトを作っていて、うーん、これは。。という感じのホロスコープですね。

また、プログレス金星とネイタル天王星オポジションの位置にあって、かなり星のアスペクトが多いように見えます。

月を見てみると、あと少しで満月をつくるところです。

アセンダントなどがわかればもっとよくわかるんだろうな、と思いました。

でも、他人の結婚のことなので、他人があれこれ詮索するのは野暮というものですけどね。。

 

年の変わり目

さて、今日の本題は、年の変わり目についてです。
年末になると占い師のツイートやブログに必ず出てくる話題です。
わかりやすくまとめたツイートを見つけたので、ご紹介します。

 

① 冬至の次の日

この考えは、昼間が最も短い日の次の日から太陽が徐々に力を取り戻していく、という考え方から来ています。
実はクリスマスはもともとは冬至祭というキリスト教誕生以前の異教の祭りに起源があります。キリスト教ローマ帝国の弾圧から、土着の宗教や神を守るためにキリスト教の祝祭の中に隠されたのかもしれません。

冬至の時点で、太陽が山羊座に入ります。

クリスマスの起源と2020年冬至のホロスコープ(2020年12月21日のホロスコープ) - クロノスとカイロス

② 1月1日

去年も同じことを書いたのですが、太陽暦(今使われているグレゴリウス暦)の1月1日には、実は意味はありません。
なぜかというと、太陽暦の起点として1月1日と定めているわけではないからです。
この暦について調べていくとわかりますが、春分の日が3月21日前後になるように決められたのだ、と国立天文台のサイトにも載っているようです。

グレゴリオ暦のお正月の意味と2021年の春分図(2021年3月20日)のホロスコープ - クロノスとカイロス

つまり、太陽暦の1月1日は、春分の日から逆算したら1月1日になった、というだけの日ということになります。
新年の引き締まったような新たな清新な気持ちを少し萎えさせてしまうような話をしてしまって、申し訳ないです。

カエサルが西暦前44年に1月1日を定めた、という説もあるみたいです。

 

 

 

③ 立春

これは、東洋の占いで新年とされる日です。
仏教や神道は、実は暦と縁が深く、大きな寺社にいくと宿曜というものにもとづいた表があったり干支の方位図があったり、太陽と月をかたどった蝋燭台があったりします。
神社仏閣などでも正式には、立春を新年の始まりとしているところが多いんじゃないかな、と思います。
立春二十四節気の中期という時期になるので、太陽が水瓶座15度になる時になります。

f:id:kondatetanaka:20211230172852j:plain

伊勢市猿田彦神社にあった盤。通常は、子が北、午が南を表しています。)

④ 春分

西洋占星術では、太陽が牡羊座に入る春分の日ホロスコープの新たな始まりの時と考える人が多いと思います。

このような感じで、だいたい4つの新年の考え方があるようです。

日付などで占う「命」という形の占いは暦とつながりがとても深く、太陽の位置が重要になっていることが多いです。

 

そういえば、今年はこういう記事も書きました。
なかなか新しい発見でした。

ラテン語の8はOct、なぜ10月は8番目の月(October)なのか? - クロノスとカイロス

 

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占星術へ
にほんブログ村