クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年10月7日 冥王星・順行開始

10月7日に、冥王星が逆行から順行に転じました。
鏡リュウジ先生のLINEブログにも、そのことが書かれていて、とても面白かったので、ご紹介しておきたいと思います。

lineblog.me

 

この記事で言及されているのは、冥王星山羊座に滞在している間、山羊座が表している「組織」「体制」を「破壊し、再生する」ということが述べられています。

この解釈は、非常に正統派なものですが、冥王星という動きの遅い星の働きは一見気づきにくいものがあります。

冥王星山羊座に滞在する期間を見てみると、

2008年1月26日 冥王星山羊座入り
2008年4月2日 冥王星・逆行開始(山羊座2度から)
2008年6月14日 冥王星・射手座入り
2008年9月9日 冥王星・順行開始(射手座29度まで)
2008年11月27日 冥王星山羊座入り
2023年3月24日 冥王星水瓶座入り

となっています。

ちなみに、冥王星山羊座入りした2008年は「リーマンショック」があった年で、その後、目に見えない形で、経済体制が大きく変わったことはご存じの方も多いと思います。
もしかすると、天王星が牡牛座にあることからも、経済やお金に関して、革命的な変化の時が近づいているのかもしれません。

冥王星が順行を開始した時のホロスコープです。

 

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冥王星の順行は、山羊座25度からになります。
25度から30度は、完成のあと、次のサインへの移行準備期間と位置付けられることが多いです。
2023年3月には、冥王星水瓶座に入るので、あと1年半ほどで山羊座から水瓶座に移動することになります。つまり、2022年から2023年は、冥王星山羊座で最後の仕事をする時期になります。

12月に形成される土星天王星の3回目のスクエア、木星魚座入りなど大きな星の動きも多くなり、今後の変化に注目したいところです。

 

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prettysleepy1によるPixabayからの画像

 

前回、冥王星山羊座25度前後にあった時期は1774年ぐらいで、15年後の1789年にフランス革命などが起こります。この時、冥王星水瓶座に滞在しています。

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山羊座冥王星が滞在している時期に、組織や体制にどんどんヒビが入っていき、最終的に新しい組織や体制が求められるようになる、その際にみずがめ座的な、新しい価値観や公平性を重視したものが生まれてくる、という流れが、歴史の法則としてあるのかもしれません。

2030年代は、大きな動乱期になる可能性があります。