10月20日(23時57分)は、牡羊座の満月になります。
このホロスコープでは、金星が赤緯25度台で、OOBになっています。
さっそくホロスコープを見てみたいと思います。
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
ASCは獅子座14度、MCは牡牛座6度です。
チャートルーラーは、天秤座28度の太陽になります。
1室に星はありませんが、射手座15度の金星がOOBになっています。
金星は、ASCと正確にトラインになっています。
ファイナルディスポジターを見てみると、射手座金星ー水瓶座木星ー牡牛座天王星のループの形になっています。
満月になっている太陽(天秤座28度)、月(牡羊座28度)とは、目立ったアスペクトを形成している星はありませんが、オーブ3度までとるなら、山羊座25度の冥王星とTスクエアを形成しています。
(個人的には、ネイタルの天王星が天秤座28度なので、合になっています)
ほかのアスペクトを見てみると、金星と天王星がインコンジャクトになっています。
金星・ASCのトライン・・美の表現
金星・天王星のインコンジャクト・・美、豊かさに関する変化
と解釈できるかもしれません。
月・牡羊座28度「落胆された大聴衆」
周囲の期待や既定の価値観から離れる
太陽・天秤座28度「明るくなる影響の最中にいる男」
鳥瞰的視点の限界からの新しい視点の獲得
金星・射手座15度「自分の影をさがすグラウンドホッグ」
松村潔先生の「サビアン占星術」では、「意識次元には、下意識・日常意識・超意識がある。超意識に届くためには、下意識を経る必要がある。」ということが書かれています。
その中では、下意識、日常意識、超意識がどういうものなのかの説明はありませんが、トランスパーソナル心理学などには、前個的意識、個的意識、超個的意識の三つの過程について述べられているものもあります。
太陽がある天秤座28度の「明るくなる影響の最中にいる男」(鳥瞰的視野の限界からまったく新しい視野を獲得する)というサビアンシンボルとも親和的な意味合いになりそうです。
サビアンシンボルの解釈をまとめてみると、
・社会や身近な人たちが求めている像から離れる
・まだ世間的には理解されていない考えや物の見方を手に入れる
・全体を見ようとする鳥瞰的な視点の限界から、新しい視座を獲得する
というものになりそうです。
また、アスペクト解釈から、それが美や豊かさに関するものになるのかもしれません。