クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

【奇門遁甲】2021年9月の方位(座山盤)

奇門遁甲をはじめたので、9月の方位を書いておこうと思います。

奇門遁甲の方位占いには、座山盤と立向盤というものがあり、座山盤はこちらがどこかに行くのではなく、向こうからやってくる気をとらえるというもので、その方位に気をとらえそうなものとか気を呼び込みそうなものを置くといいようです。

立向盤は、引っ越し(月盤)、旅行(日盤)、日帰り(時盤)でどこかに行く場合によい気をもらって帰れる方位を表しています。

あと、東洋の占術は、月の変わり目を二十四節季で見るので、9月(旧8月)は、9月7日(18時53分)の白露からになります。

西洋の占星術でも、太陽のサイン移動は、二十四節季の中期と同じなので、似たような暦を使っているといえます。

では、9月7日(18時53分)・白露から10月8日(10時39分)寒露までの座山盤を見てみようと思います。

使用している本は、小野十傳先生の書籍です。
小野十傳先生の本は読みやすいので愛読しています。
小野十傳先生のブログがあるのですが、先日、ブログに載っていた時盤が間違っているように思ってメールで問い合わせてみたのですが、数時間後に丁寧な説明のメールがご本人から届きました。
本やブログを見るとちょっと毒舌な人なのかな、と思ってしまいますが、丁寧で腰の低い方のようです。

この本の内容も、少し分厚いですが、とてもわかりやすくて、読んだその日から奇門遁甲ができるようになるぐらいで、親切な作りになっていると思います。お勧めです。

 

9月7日(18時53分)・白露から10月8日(10時39分)寒露 丁酉陽八局④
天盤と地盤の十干が同じになる月
で、基本的に良い意味になりません。
甲甲と丁丁の組み合わせだけは吉になりますが、丁丁は五黄の位置にくるので、天盤と地盤の組み合わせでは、南西方向しか吉方位になりません。

他の星、門、九星などで見ると、〇2個が南北の方位になります。この3つ(南西、南、北)が吉方位になりそうです。

 

南西

甲 任 一
甲 死 陳
〇 × ×

甲尊は、求官(地位の向上、名声、威厳)
甲甲は、双木盛森で、大吉
天任星はボランティア、地位に見合わない重い責任、死門は停止
一白は冷静さ、勾陳は時代遅れ、田舎者、猛烈

求官、双木盛森は規模の大きいイメージ、地位に見合わない責任のある仕事や冷静で時代遅れなどで、なんとなく「公務員」的なイメージの方位だと思います。
役所に就職したはいいけど、給料が安くて仕事が忙しい、というような感じでしょうか。

 

己 心 八
己 景 合
× 〇 〇

己儀は求情で、恋愛運の方位です。
己己は、伏吟泥濘で、泥沼の恋愛を示しているようです。
天心星はパワー、景門は華麗さ、豪華さ
八白は努力、六合は善良、和合を示すそうです。

泥沼の恋愛運というだけで、あまりいい方位じゃないな、という感じがしますが、力や華麗さ、努力や善良さという意味合いも出ています。

 


庚 柱 九
庚 休 天
× 〇 〇

庚儀は求寿
庚庚は戦格という争いを呼ぶという意味です。
天柱星は均衡、休門は安定や落ち着き
九紫は緻密さ、九天は強さ、公正さ

戦格という強い凶方位ですが、均衡、落ち着き、ち密さ、公正さ、強さを表しているようです。バランス、均衡が取れた争いという意味合いかもしれません。

 

三つの組み合わせがすべて×になる凶方位は、東と西になります。

 

 

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占星術へ
にほんブログ村