クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

【12年目】1987年8月3日(4時58分)のホロスコープ

今回は12年目(小学六年生の夏)のホロスコープになります。
ソーラーリターンは、1987年8月3日4時58分になるようです。

1987年頃はとても景気がよかったのを覚えています。本格的によかったのは中学生のころですが、私の机の上によく1万円札が置いてあったのを覚えています。親が会社をやっていたので、景気がものすごくいいんだな、というのを肌身で感じたのは覚えています。本格的なバブルは中学生になってからだったような気がします。

経済のことを見てみると、1987年10月にブラックマンデーという株価の大暴落が起こっています。1日でニューヨークの株価が22%下落したというので、かなりすごい動きだったんだろうなと思います。
今は日本の株価が2万9千円ぐらいですが、1日で2万2千円半ばぐらいまで下落したことになります。
ブラックマンデー - Wikipedia

1985年9月にプラザ合意円高、1987年10月にブラックマンデーという動きで、日本ではブラックマンデーのあとも好景気が続いて、1989年12月29日に日経平均38,957円44銭まで上昇することになります。

中学生の頃が一番景気がよかった記憶があるので、それともピッタリ一致します。

出来事を見てみると、大韓航空機爆破事件が出てきます。金賢姫(キムヒョンヒ)という人がよくテレビに出てきていたのを覚えていますが、まだ子供だったので何をした人なのかはイマイチわかってなかったような気がします。

 

トランシットのホロスコープ

では、トランシットのホロスコープを見てみようと思います。

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T木星とN天王星オポジション

木星牡羊座に戻ってきています。木星の公転周期はおよそ12年なので、1周してもどってきているのがわかります。ジュピターリターンです。
T木星とN天王星オポジションになっています。
木星天王星アスペクトは、0度やソフトアスペクトの場合は成功の暗示(ブレイクスルー)を意味するそうですが、ハードアスペクトの場合は、冒険心と大きな変化というような意味になるようです。

ネイタルの天王星とトランシットの木星アスペクトを形成する場合と、トランシットの天王星とネイタルの木星アスペクトを形成する場合でも少し意味合いが違ってくるイメージがあります。

トランシットの天王星がネイタルにアスペクトする場合のほうが、より大きな変化という意味合いになると思いますが、今回は、ネイタルの天王星にトランシットの木星アスペクトする形になります。

 

T土星とN海王星コンジャンクション

昨年のソーラーリターン図と比較すると、この間にT土星とN海王星コンジャンクションが形成されていたのがわかります。
占星術の教科書3」(鏡リュウジ著)によると、ネイタル土星海王星が働きかける場合は、現実感覚に対して、海王星が働きかけることになるため、現実感覚がゆらぐことがあるかもしれない、と書かれています。
逆に、ネイタルの海王星土星が働きかける場合は、自分が持っている夢に対して、現実の重みがのしかかる、という解釈になるようで、「夢をもってがんばっているところで、厳しい現実に直面する」とか「自分がもっている理想と現実」という面がクローズアップされるのかもしれません。

今回のホロスコープでは、ネイタルの海王星にトランシットの土星が重なってくるので、理想に対して現実に直面する、ということになりそうです。

 

プログレスのホロスコープ

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プログレスでは、1987年には大きな動きが2つある注目すべき年になります。

まず一つ目の変化は、木星が逆行を開始します。
木星は、幸運を表す星なので、逆行はあまりいい意味には解釈できませんが、よく考えてみると、この時期に急激に景気がよくなっていったため、父の経営していた会社も大儲けして、当時はやりの多角化経営をやりはじめたのですが、その後のバブル崩壊や長引く景気の悪化によって、それが裏目に出て行ったというのがあります。

景気がいいころには、家に外車が2,3台あったような記憶がありますが、最後には父が死ぬころにはほとんど貯金がない、という状況になっていました。
考えてみると、この時期の景気の過熱がその後の悪化の原因になっているとも言えます。

二つ目は、火星が双子座にイングレスしています。
火星は、牡牛座ではフォールという最も低い品位になるのですが、そこから抜け出したということは、火星の働きがよくなったといえます。
火星は男性性を表していますが、ネイタルではそれがよくない形で表れていて、それが活動を開始する、とも読めます。

月がMC近辺にあって、火星とオポジションを形成しています。
月と火星のアスペクトは「攻撃的な感情」を表していて、ハードアスペクトであることから、激しい形でそれが現れることになります。

 

ソーラーアークホロスコープ

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ホロスコープで目立つのは、太陽と土星コンジャンクションですが、まだオーブが3度あります。

そのほかに見てみると、SR金星がN火星とトラインを形成しています。
一般的に金星と火星のアスペクトは、恋愛に関することを表しているとされていることが多いです。
N火星とのアスペクトを見てみると、SR太陽やSR水星とはスクエアを形成しているのがわかります。

恋愛に関する火星と金星はトラインを形成しているのに対して、火星は太陽と水星とハードアスペクトを形成しているので、恋愛はうまくいくが、自我や知性との葛藤があるという意味にも解釈できます。

 

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Pierre BlachéによるPixabayからの画像

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