クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

5月12日は、庚申(かのえさる)の日

庚申堂、庚申塚というのを見たことはないでしょうか?

庚申(こうしん)と読むのですが、これは十干十二支の中の一つです。
十二支はなじみがあると思いますが、十干というのは、あまりなじみがないかもしれません。

あまり詳しくないのですが、四柱推命など東洋の占星術では、十干十二支が用いられていて、生年月日によって、年の干支、月の干支、日の干支、時刻の干支のほかに、年の十干、月の十干、日の十干、時刻の十干があります。

十干は、陰陽五行の考え方に基づいていて、東洋で用いる5つのエレメント、木、火、土、金、水の5つをさらに二つにわけたものです。

木の兄(陽の木)・・きのえ(甲)
木の弟(陰の木)・・きのと(乙)
火の兄(陽の火)・・ひのえ(丙)
火の弟(陰の火)・・ひのと(丁)
土の兄(陽の土)・・つちのえ(戊)
土の弟(陰の土)・・つちのと(己)
金の兄(陽の金)・・かのえ(庚)
金の弟(陰の金)・・かのと(辛)
水の兄(陽の水)・・みずのえ(壬)
水の弟(陽の弟)・・みずのと(癸)

となっています。

歴史の授業で、壬申の乱というのを習ったことがあるかもしれませんが、この「壬申」は、(みずのえ・さる)の年に起こった乱ということです。

60歳になると還暦といいますが、この十干十二支を組み合わせると、60通りでき、その年の暦をすべて経過して、元に戻ったということになります。

こよみ用語解説 六十干支のよみ方 - 国立天文台暦計算室

2021年5月12日は、日の十干十二支が庚申「かのえ・さる」の日になります。
古来、庚申の日は、体から「三尸の虫」が抜けでて、その人の悪事を天帝に報告する、とされていて、この庚申の日は、寝ずに過ごす風習があったのだそうです。

www.leafkyoto.net

kotobank.jp

 

この庚申信仰は、三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)などとも関係があるようです。

昔ばなし7

 

前回の庚申の日は、3月12日で魚座新月、今日5月12日は牡牛座新月で、新月の日が続いています。

 

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Leni_und_TomによるPixabayからの画像

 

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