クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年6月2日 金星・蟹座入り

6月2日 22時17分に、金星が蟹座に入ります。
5月半ばに、木星魚座入りしましたが、金星も蟹座に入ります。
金星・木星という二つのベネフィック(吉星)が、水のサインに入ります。

金星が蟹座に入った時のホロスコープを見てみましょう!
(6月2日22時17分・東京・プラシーダスのホロスコープ

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作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所

アセンダント(ASC)は水瓶座4度。(MC蠍座23度)
チャートルーラーは牡牛座13度の天王星です。
1室に土星木星・月があります。金星がOOBになっています。

金星が蟹座に入ると、ファイナル・ディスポジターに、山羊座冥王星水瓶座土星→牡牛座天王星→蟹座金星-月という6つの星の固まりができます。
今回のホロスコープでは、月が魚座にあるので、ファイナル・ディスポジターは、魚座海王星になります。

双子座にある、太陽と水星だけが別の系列になります。
金星が蟹座に入るまでは、海王星の系列は木星と二つだけの流れだったのですが、今回は逆転して、海王星が8つの星の流れを受けていて、双子座水星は太陽と二つだけの塊になっています。
水星が蟹座に入ると、ファイナル・ディスポジターが海王星に統一されるのですが、水星は5月30日から双子座で逆行しているので、しばらくは蟹座に入りません。
この辺も知性とインスピレーションの攻防という形を示していそうです。

今回のホロスコープでは、チャートルーラーは天王星ですが、天王星は牡牛座(支配星は金星)にあって、蟹座にイングレスしたばかりの金星(しかもOOB)が目立つ星と言えそうですが、ファイナル・ディスポジターになっている海王星も大きな存在と言えそうです。

今年に入ってから、何度か、金星と海王星が焦点になるホロスコープになることがありましたが、今回もそのパターンのホロスコープといえます。

アスペクトを見てみると、

魚座に入ったばかりの木星と蟹座に入ったばかりの金星がトラインを形成しています。
木星と金星のトラインなので、幸運を意味します。

火星と冥王星オポジションになっていますが、海王星が調停する形になっています。
火星と冥王星というと、激烈な力、破壊力というようなイメージですが、目に見えない力、幻想、理想を意味する海王星がそれを調停する形です。

金星が蟹座(支配星が月・魚座滞在)イングレスする時点で、金星と木星アスペクトを形成しながら、火星と冥王星アスペクトを形成していて、海王星が調停している、という形で、木星海王星魚座、金星・海王星は女性的、幻想のようなイメージの星に、火星と冥王星という蠍座の支配星が絡んできているところに意味がありそうです。

 

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WikiImagesによるPixabayからの画像

 

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