クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

過去に土星と天王星がアスペクトを形成した時期

2021年の星の動きとして特徴的なのは、なんといっても、3回形成される土星天王星のスクエアだと思います。変革を表す天王星と社会を表す土星が角度をつくるので、「社会の大きな変革」と解釈されます。

過去に土星天王星が角度を形成した時期を調べてみました。

◎2008年11月から2010年7月にかけて、オポジションを5回形成

2008年から2010年にかけては、リーマンショックに端を発した経済的な混乱と、その後の中央銀行による量的緩和、非伝統的金融政策というような出来事があったころです。

このアスペクトの面白いところは、4回(2008年11月、2009年2月、9月、2010年4月)は、乙女座土星魚座天王星オポジションを形成しますが、5回目(2010年7月)は、天秤座1度の土星牡羊座1度の天王星が角度をつくります。

牡羊座は12サインのはじまりで、しかも1度でオポジションを形成するので、大きな変化のはじまり、という解釈もできそうです。

また、土星は天秤座ではエグザルテーションという位置になります。乙女座は土のエレメント(冷・乾)なので、土星とは相性のいいサインといえそうです。

2008年11月5日ごろ オポジション

土星(順行)乙女座19度 ー 天王星(逆行)魚座19度

 

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2009年2月6日ごろ オポジション

土星(逆行)乙女座21度 ー天王星(順行)魚座21度

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2009年9月15日ごろ オポジション

土星(順行)乙女座25度 ー 天王星(逆行)魚座25度

 

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2010年4月26日ごろ オポジション

土星(逆行)天秤座29度 - 天王星(順行)魚座29度

 

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2010年7月27日ごろ オポジション

土星(順行)・天秤座1度 ー 天王星(逆行)・牡羊座1度

 

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 ◎1999年7月から2000年5月まで3回スクエアを形成

 1999年7月といえば、ノストラダムスの大予言の時期ですが、この時期に土星天王星はスクエアを形成していました。
このスクエアは、2021年に3回形成されるスクエアは、土星水瓶座で、天王星が牡牛座ですが、1999年にあったスクエアは、この逆で、土星が牡牛座にあって、天王星水瓶座にあります。

世の中の出来事としては、1999年から2000年にかけてはITバブルという好景気の時期になりますが、その後9.11同時多発テロなどでITバブルの崩壊、ナスダック総合指数は5000(2000年3月)から1000(2002年)まで暴落します。 

 

1999年7月18日ごろ スクエア

土星(順行)牡牛座16度 ー 天王星(逆行)水瓶座16度

 

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1999年11月14日ごろ スクエア

土星(逆行)牡牛座14度 - 天王星(順行)水瓶座14度

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2000年5月13日ごろ

土星(順行)・牡牛座21度 - 天王星(順行)・水瓶座21度

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