いつも読んでいただいて、ありがとうございます!
今日は、ホロスコープ読みに必要な基礎知識的なこと、ディグニティーについてを書こうと思います。
占星術の本を買うと、まず星の意味とアスペクト、サインの意味、ハウスの意味が書いてあるのが普通ですが、ディグテニティーというのは、あまり書いてないことが多いようです。
私も占星術の本を読み始めて3年目ぐらいで、あまり詳しくないのですが、占星術の流れには、いろいろあるらしく、伝統占星術という流れの考え方のようです。
先日、鏡リュウジ先生のツイートでこのようなものがありました。
20世紀前半のスタンダードな英国現代占星術→ハーモニクストミドポイント→ユング派の占星術→小惑星や他の感受点→17世紀の伝統占星術→それ以前の古典占星術やルネサンス魔術→などなどとそのときどきの流行を見てきました。占星術界のトレンドの推移って案外、早いよ。
— 鏡リュウジ (@Kagami_Ryuji) 2021年1月19日
いろんな流れがあるようですが、最近は、「心理占星術」が流行のように思います。
私は、占星術は、統計学とか心理学ではなく、形而上学と関係のあるもの、人間には目に見えない法則について指し示すものだと思っているので、どの流派になるのかはわかりませんが、解釈は本などで調べてなるべく正統的なものと違わないようにしています。
ツイートのなかで、「ハーモニクス」というのがあります。ハーモニクスは計算がすごく大変なのと、解説している本が少ないのがあります。
私が読んだことがある、ハーモニクスの本はこれです。ちょっと難しいかもしれません。
調波占星学入門―星の言葉を聞く新しい時代の占星学の実際と応用 (Astrology (4))
個人的には、占いは一種の神託(オラクル)だと思っています。
あまり技巧に走るよりは、明らかに指し示されていること、基本的な読みを外さないようにすることが大事なのかなあと思います。
ディグニティーについて
占星術では、エッセンシャル・ディグニティーとかアクシデンタル・ディグニティーというのがあります。
エッセンシャル・ディグテニティーというのは、サインと星の関係で、アクシデンタル・ディグニティーは、ハウスと星の関係とみるとわかりやすいと思います。
エッセンシャル・ディグニティーはわりと定型的なので、すぐにわかります。
まず、エッセンシャル・ディグニティーの種類についてです。
良いディグニティー
ドミサイル(定座、住まい)
エグザルテーション(高揚)
悪いディグテニィー
デトリメント(障害)
フォール(落下)
ほかにも、トリプルシティー、タームやペリグリンなどもありますが、とりあえずこの4つだけ覚えておけばいいと思います。
ドミサイル(定座、住まい)
星のホーム、家みたいな場所です。
このブログは、そこそこホロスコープが読める人じゃないと、書いてあることの意味がわからないブログかもしれないので、ドミサイル自体はご存じの方が多いのかなと思います。
火星は牡羊座とか太陽は獅子座とかですね。
実は、これは簡単な覚え方があるので、ご紹介します。
まず、太陽のドミサイルは獅子座。月のドミサイルは蟹座。
次に太陽から一番近い星水星をを隣に書きます。
で、次に近い、金星、火星、木星、土星の順に外側に書き入れていきます。
これで、土星より内側の星は完成です。
天王星の特徴は、1781年に発見された星で、フランス革命(1789年)、アメリカ独立宣言(1776年)など、変革、革命と縁が深い星とされています。
また、天文学的なことをいうと、天王星は横倒しの形で自転をしています。
また、自転の方向が、天王星と金星だけ逆になっています。
変革を表すサインは水瓶座なので、水瓶座の支配星とされています。
(土星は副支配星になります)
海王星は魚座、冥王星は蠍座の支配星なので、それぞれ書き入れるとできあがり、となります。
デトリメント(障害)
説明の順番が前後しますが、ドミサイルのオポジション(180度)のサインに星があるときに、「デトリメント(障害)」のディグニティーになります。
太陽だと獅子座がドミサイル(オウンサイン)なので、オポジション(180度)の位置にある水瓶座でデトリメントになります。
月だと蟹座がドミサイル(オウンサイン)なので、オポジション(180度)の位置にある山羊座でデトリメントになります。
表にするとこんな感じです。
エグザルテーションとフォールについては、また書きたいと思います。
DarkmoonArt_deによるPixabayからの画像