クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

ホロスコープとレゾナンス(共鳴)

先日、自分自身のホロスコープの記事を書いたのですが、この記事を書いたのは、私のホロスコープを公開したかったからではなく、レゾナンス(共鳴)ということを説明したかったからなのです。

これは、鏡リュウジ先生の「占星術の教科書3」に載っていた考え方です。

鏡リュウジの占星術の教科書III:深く未来を知る ステップアップ編

なので、もう少しお付き合いください。

 

前回の記事はこちらになります。 

ブログ管理人のホロスコープ

 

 

プログレス法で見ると

自分自身のホロスコープを、プログレス法(P)という方法で見てみました。

この方法は、生まれてからの1日を1年と考えて、ホロスコープを見ていく方法です。

私は1975年8月3日生まれなので、8月4日が1976年、8月5日が1977年として、将来を占っていく方法です。

 

こうやって計算していくと、2020年は1975年9月17日、2021年は9月18日になることがわかります。

9月17日の星の動きはどうかというと、土星が獅子座に入ります。その翌日、9月18日には、金星が獅子座26度で順行を開始するという動きになります。

 

9月17日(プログレスの2020年) 土星・獅子座イングレス

9月18日(プログレスの2021年) 金星・獅子座25度25分から順行開始 

 

 

ソーラーアーク法で見ると

今度は、ソーラーアーク法(SA)という方法で見ていきます。

プログレス法(1日1年法)はわりと有名なので、ご存じの方も多いかもしれませんが、ソーラーアーク法という方法もあるのです。

ソーラーアーク法とは、太陽の進行度数に合わせて、ほかの星も進行させる方法です。

これはプログレスの変化形みたいなもので、生まれてからの1日を1年としてみる方法は同じですが、太陽以外の星の進行のさせ方に違いがあります。

どういうことかというと、私のネイタル(出生図)太陽は、獅子座10度ぴったりですが、1日に58分か57分ずつ動いていきます。

太陽が58分動いた日には、太陽以外の星も58分ずつ進行させるのです。

この方法だと、プログレスではほとんど動きのない木星以降の星も占いに使える、ということになります。

それで、この方法で、私の運勢をみると、

9月14日(2017年)にSA土星がネイタルASC(アセンダント)とコンジャンクション

9月20日(2023年)にSA土星がネイタル金星とコンジャンクション

になるのです。

 

レゾナンス(共鳴)

ここまでをまとめてみると、このようになります。

9月14日(2017年) SA土星がN・ASC(乙女座6度)と0度

9月17日(2020年) 土星獅子座イングレス

9月18日(2021年) P金星獅子座25度25分で順行開始

9月20日(2023年) SA土星N金星(乙女座12度)と(0度)

 

こう見ると、金星と土星に動きがかなりあるのがわかります。

ここで思ったのが、2021年11月5日から2022年3月6日までの約4か月間、金星山羊座に滞在します。

金星は動きが、月、水星に次いで早い星なので、1つのサインにはだいたい1か月程度しか滞在しないのですが、4か月滞在するわけです。

これは特徴的な動きです。山羊座の支配星は土星ですね。

 

このタイミングで、金星土星の支配する山羊座に4カ月滞在する。

金星、土星、支配するサインなどの共通性が次々に見つかる、これがレゾナンス(共鳴)ということのようです。

 

金星と土星アスペクトの解釈

土星アスペクトをとる場合、「制限する」「抑圧する」というような意味合いが強く、大きな星が小さい星に影響を与えると解釈するので、土星が金星を制限する形になります。

金星は、愛と調和、土星が努力と責任、制限を表すとすると、「愛と調和に対する責任」「愛と調和に対する努力」「愛と調和に対する制限」というような解釈になっていきます。

 

私のネイタルでは、土星が支配する山羊座5室のカスプ(山羊座7度「力のあるベールに隠された預言者になります。

一方で、金星が支配する牡牛座、天秤座はそれぞれ、9室(牡牛座1度「清らかな山の小川」2室(天秤座1度「突き通す針により完璧にされた蝶」になります。

これを踏まえてさらにイメージして解釈していくことになります。

 

 

ネイタルとトランジット

金星の山羊座イングレスは2021年11月5日(19時43分)になるようです。

二重円(内側がネイタル(出生図)、外側が11月5日の星の位置)を作成してみました。

 

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ぱっと見て、太陽と月がすぐそばにあり、月が太陽を追い越しているので、新月のすぐあとなんだな、ということがわかります。

その次に思うのは、蠍座に星が多いな、ということかもしれません。

太陽とのアスペクトをみると、金星が山羊座滞在中に、N太陽とT土星は正確にオポジションになりそうです。

金星と土星をみると、N金星とT土星はインコンジャクト(150度)、N土星とT金星では、オポジション(180度)を形成します。

 

 

次に金星が山羊座から抜けるとき(2022年3月5日15時37分)ホロスコープも作ってみました。

 

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ぱっと目に入るのは、T金星とT火星が、水瓶座1度でコンジャンクションになっています。天王星とはスクエアの位置になります。

T太陽とT木星は、魚座16度でコンジャンクションになっています。

ネイタルとの関係では、N太陽とT天王星がスクエア(オーブ2度)、N天王星とT月がオポジション(オーブ1度)、N火星とT海王星セクスタイルなどがあります。

 

まだ、どういうことがわかるかはわかりませんが、何かが起こるのかもしれません。

 

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