クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2021年2月18日 太陽・魚座入りのホロスコープ

いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。 

2月18日は、水瓶座ステリウムと牡牛座天王星のスクエアの集大成のような、特徴的な星の動きがあります。土星天王星のスクエアです。
同じ日の夕方、太陽が水瓶座から魚座に移動し、水瓶座ステリウムが解消に向かっていきます。

いうなれば、太陽が魚座に入る動きは、水瓶座ステリウムから星が抜けていく最初の動きです。

では、太陽魚座イングレス時のホロスコープを見ていきましょう。
 ちなみに、二十四節気でいうと、「雨水」という時期になります。

 令和 3年(2021)暦要項 二十四節気および雑節 - 国立天文台暦計算室

 

2021年2月18日19時44分(東京・プラシーダス)太陽魚座イングレス図

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ASC(アセンダント)は乙女座30度。
チャート・ルーラー(ASCの支配星)は水星で、水瓶座12度。
1室に星なし。OOB天体なし。 

ファイナル・ディスポジターを見てみると、金星が水瓶座天王星が牡牛座にあるので、まだ、金星と天王星のミューチュアル・レセプションが崩れていないことを示しています。太陽は魚座に移動したので、魚座海王星の意味も少しずつ大きくなってきます。 

太陽とASC・MCがアスペクト形成

ASC(アセンダント)が乙女座30度で、太陽は魚1度なので、ASCと太陽はオーブ1度で、インコンジャクト(150度)になっています。
ASCと太陽のコンタクトは、「セルフイメージ」と関係がありそうです。
MCが双子座30度なので、太陽とMCはオーブ1度で、トライン(120度)になっています。
MCと太陽のコンタクトは、天職や社会から認められることと関係があります。

 

星が西側に集中

このホロスコープを見て、最初に気づくのは、星が全部右側にあるな、ということです。
ホロスコープは、東西南北が地図と完全に逆なので、右側は地図では東なので、西側に集まっていることになります。
西は、DES(ディセンダント)の方向なので、自分から見た他人や世界のイメージになります。
ちなみにASC(アセンダント)は、他人や世界から見た自分のイメージということになります。
占星術の解説サイトによっては、左側(アセンダントがある側・東側)に星が集まっていると「自分が中心になる」「主体的」で、右側(ディセンダントがある側・西側)に星が集まっていると、「他人が中心になる」としているところもあります。
覚え方としては、DES(ディセンダント)は7室のカスプ(ハウスの始まるところ)なので、7番目のサインは天秤座です。天秤座の守り神のアストレイアは正義と公平の神様ということで、秤をもっているのです。

 

greek-myth.info

 

秤はだいたい取引に使う、取引には相手が必要=契約、相手があること=結婚などという意味になって、だいたい自分以外の他人、相手のことを意味するというイメージでしょうか。
自分が流れを作るのではなく、他人、社会、世界が流れを作り出すイメージが持てます。

 

アスペクト

月と木星

月は牡牛座16度で、木星水瓶座15度で、スクエアを形成しています。
月は個人的な感情、木星は拡大を意味します。
個人的な感情が、吉星と厳しい角度をとるので、悲観というよりは、楽観が過ぎる、油断する、というイメージです。

 

金星と火星、月とリリス(月の遠地点)

天王星とミューチュアル・レセプションになっている水瓶座22度の金星は、牡牛座23度にある火星とオーブ1度で、スクエアになっています。
金星と火星のスクエアなので、男女が衝突するイメージがわいてきます。
金星が天王星とミューチュアル・レセプションあり、火星は牡牛座にあることから、突発的で激しい衝突、という感じになるかもしれません。
月とリリス(月の遠地点)が正確にコンジャンクションの位置にあるので、男女間の問題になにか焦点があたりそうな雰囲気です。
ただ、月、金星、火星は動きが速い星なので、影響はあったとしても、短い期間になりそうです。 

全体として、流れに身を任せるイメージ、自己イメージとかみ合わない社会からの認知、楽観的過ぎる感情、突発的で激しい男女間の衝突、が読めるホロスコープではないかと思います。 

「激しい川の流れの中の小舟」が思い浮かぶホロスコープです。

 

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