命、卜、相
先日、占いのサイトを読んでいると、こんなことが書いてありました。
占いには、命、卜、相、という3つの種類があるというのです。
命は、生年月日で占う(西洋占星術、四柱推命、インド占星術など)
卜は、そのときに現れた象徴を解釈する占い(タロット、易など)
相は、人相や手相などの姿形を見る占い(手相、観相学など)
調べてみると、中国五術といって、「命卜相医山」というのだそうです。
卦(け)を立ててみる
去る11月25日(丁亥月癸申日)に、易を立ててみました。
結果は、「水火既済」(すいかきせい)で、変卦は二爻、之卦は「水天需」(すいてんじゅ)とでました。
「水火既済」は、陰陽が交互に出るという綺麗な形で、完成を表す卦です。
完成を表すので、いい内容だと思いがちなのですが、これは、今が最高の状態で、ここから悪くなります、という意味の卦なのです。
解説によっては、「完成したものは発展しない」ということが書いてあります。
之卦の「水天需」は、「時期を待つこと」を表す卦です。
この卦をそのまま解釈する占いは、易占いの中の「周易」というものになるのだそうです。「周易」という書物に書いてある意味で占いということのようです。
この卦だけを解釈すると、「今は完成された状態で、進んで動くべきではない、動くべき時機をまて」という結果になると思います。
今年は何回か卦を立ててみたのですが、「水天需」がでることが多かったです。
断易をやってみました
この卦の結果と占った日付、占いたいこと、を合わせてみるのが、「断易」というものです。
やり方としては、
① 占いたいことを明確に決める。
② コインなどで卦を立てる。
③ 日付と卦の相性(陰陽五行の相生・相剋)を見る
という感じの流れです。
③は、少し詳しく説明すると、①で決めた占いたいことを「五類六親」というものに当てはめて、その干支を見ます。
たとえば、卦の五行の関係は、納甲表というものに書いてあって、水火既済は下のリンクのブログのような形になります。
お金のことを占いたいときは、「妻財」を使うのですが、水火既済には、妻財がない(伏神)のですが、代わりに三爻の「財」とかいてあるところを見る、というような感じです。
表には、伏神の妻財は、午火と書いてあるので、卦を立てたときの月と日の干支が、木か土か火なら、吉というふうに見る、という感じです。
十二運というものもあって、ちょっと複雑ですが、①で決めた占いたいことと占った月日の干支でほとんど決まるそうです。
占いの結果ですが、月が亥(水)、日が申(金)で、用神(占いたいこと)が午(火)で、水と火、金と火、となり、それぞれ相剋の関係になり、「凶」とでました。
易の結果と合わせてみると、水火既済、之卦が水天需、断易は凶意なので、進むべきでない、とはっきり出た形になります。
断易は、下のサイトの解説が詳しかったです。