クロノスとカイロス

西洋占星術のホロスコープ読みを中心とした占いのブログ

2017年にアメリカで起こった皆既日食

2017年8月に起こった皆既日食

新型コロナウイルスの感染拡大がもっと深刻なのはアメリカである。

2020年は、警察による黒人への過剰な取り締まりが原因ではじまった「BLACK LIVES MATTER」の暴動、大統領選挙による混乱など、アメリカにとっては受難の年だった。

 

2017年8月22日の新月では皆既日食が起き、その日食が現れたのは北アメリカだった。(アメリカ時間では21日に日食が起きた)

2017年8月21日 北アメリカ大陸横断皆既日食

2017年8月21日−アメリカを横断する皆既日食|年代別の日食一覧表

 

占星術家は、アメリカでの暴動やコロナの大流行を見て、2017年8月の獅子座新月皆既日食を思い出したかもしれない。

 

今回の新月皆既日食アメリカ合衆国を横断していく日食なんですが、何と今回の新月は、アメリカのトランプ大統領ホロスコープ(出生図)にある火星&アセンダントに重なるのです。

 

獅子座の二度目の新月、そして皆既日食~今回アメリカで見られるということ : Allie's HOROreport

 

 以前に、トレミープトレマイオス)の日食に関する占星術上の考え方をブログに書いたが、食の継続時間は2時間44分であり、1時間を1年で計算しなおすと、食(皆既日食)の影響は、2020年5月17日までとなる。

太陽は獅子座の支配星であることを考えると、この光を遮るのは、影響が大きいと考えられるだろう。

特にその影響をアメリカという世界の中心(太陽とも考えられる)が受けるのである。

 

アスペクトを見てみると、牡羊座天王星と正確にトライン(120度)を形成している。

 

kondatetanaka.hatenablog.com

 

 

kondatetanaka.hatenablog.com

 

 

この日食は、獅子座29度で起きている。

29度は、「涙の度数」と言われており、そのサインから次のサインに移る際に、そのサインで得たものの取捨選択をする、葛藤の度数と言われている。

 

獅子座29度のサビアンシンボルは「人魚」で、人の部分は「意識」、魚の部分は「無意識」を表していると解釈できる。

 

 

無意識の衝動を形あるものに表現してゆくことに関係があります。

サビアンシンボル「29度」解説 | 魔女っ子の12星座占い

 

 

11月15日の新月と30日の満月のホロスコープでは、「形而上の世界の事柄が、形而下の世界に現れる」と読める部分があり、この獅子座29度の「人魚」と通じるところがあるように見える。

 

kondatetanaka.hatenablog.com

 

 

2017年以降の日食について、起きた時期と場所をまとめておきたい。

 

2018年

2月16日 水瓶座28度 (部分日食)  南米南部、南極など

7月13日 蟹座21度 (部分日食) オーストラリア南部、南極など

8月11日 獅子座19度 (部分日食)ヨーロッパ北部、アジア北部など

 

2019年

1月6日 山羊座16度 (部分日食)日本(全国)、アジア東部、北太平洋など

7月3日 蟹座11度 (皆既日食)南太平洋、南米など

12月26日 山羊座5度 (金環日食アラビア半島、インド、東南アジアほか

 

2020年

6月21日 蟹座21度 (金環日食)アフリカ、アジア、太平洋など

12月15日 射手座24度 (皆既日食)南太平洋、南米、南大西洋など

 

2021年

6月10日 双子座20度 (金環日食)北極付近

12月4日 射手座13度 (皆既日食)南極付近

 


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