12月22日グレートコンジャクション(木星と土星の合・大会合)
占星術をやっている方は12月22日に、水瓶座1度でグレートコンジャクションが起こるのはご存じだと思いますが、0.1度まで接近し、1623年以来397年ぶりの大接近なのだそうです。
2つの惑星は0.1度まで近づくのですが、これはちょうど満月の見かけの直径の5分の1にあたり、重なり合ってしまうのではないかと感じるくらいの大接近となります。土星と木星が接近するのは約20年に1度の天文現象として知られていますが、今回ほど大接近するのは1623年以来のことで397年ぶり。今回を逃すと再び大接近を見られるのは60年後の2080年となってしまいます。
木星と土星は、赤緯でもパラレルに
詳しく書いてないですが、多分、普通のホロスコープで使う角度では、完全にコンジャクションになるので、赤緯が0.1度まで接近する、という意味のようです。
12月22日3時21分の惑星の位置です。
赤緯も黄経も一致するので、完全に重なる感じになりそうです。
赤緯が重なると、パラレルという、コンジャクションと同じ効果を持つ星の位置ということになるので、占星術上の意味は強まりそうです。
同一赤緯 パラレル・Parallel
基準のオーブ±1度以内
赤緯が同じ値となる天体(感受点)間で起こり、2天体が赤道に対して同じ側に位置している。基本的な意味は、コンジャンクションと同じ。
6月21日に起こった夏至の日食
397年ぶりといえば、今年の6月21日の蟹座(新月)で起こった金環日食は、夏至の日に起こるという珍しい現象でした。この現象も、1648年以来372年ぶりの現象でした。
夏至の日に日本国内で日食が観測されるのは1648年6月21日以来、372年ぶりである
グレートコンジャクションは、20年に1回起こることで知られていますが、占星術で見ると、今まで200年間、土のサインで起こっていたグレートコンジャクションが、2020年から風のサインで起こり、200年ぶりの変化、ということになります。
夏至の日食や、グレートコンジャクションでしかもパラレル、というのも、大きな時代の変化を示している現象かもしれません。